日経新聞朝刊2010年1月21日付「経済教室」にて、VCASIフェロー河野勝氏の原稿が掲載されました。下記に許可を経て転載させていただきます。
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選挙に勝った多数派がすべての政治権力を行使するのが民主主義の本旨だ、という議論をよく耳にする。一見正論に聞こえるが、実はそうした議論こそ、時間を超えて民主主義が成熟していくことを阻害する考え方である。なぜなら、その考え方に従えば、選挙に敗れた野党は政治的に無力であるほどよいことになり、そうであれば支持団体も個々の政治家も、選挙後こぞって勝利した与党へくら替えするインセンティブ(誘因)を抑えられない。選挙結果に応じて都合よく多数派への迎合が続く政治状況では、明確なアイデンティティーを持つ政党や安定した政党システムが草の根レベルから支えられて育成されることは望めない。 ....
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選挙に勝った多数派がすべての政治権力を行使するのが民主主義の本旨だ、という議論をよく耳にする。一見正論に聞こえるが、実はそうした議論こそ、時間を超えて民主主義が成熟していくことを阻害する考え方である。なぜなら、その考え方に従えば、選挙に敗れた野党は政治的に無力であるほどよいことになり、そうであれば支持団体も個々の政治家も、選挙後こぞって勝利した与党へくら替えするインセンティブ(誘因)を抑えられない。選挙結果に応じて都合よく多数派への迎合が続く政治状況では、明確なアイデンティティーを持つ政党や安定した政党システムが草の根レベルから支えられて育成されることは望めない。 ....
















