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新着情報

■イベント情報を掲載しました 2013年08月20日
   VCASIセミナー 鈴木健『なめらかな社会とその敵』論評会(第36回VCASIセミナー)

■フェローの著作を掲載しました 2013年08月09日
   制度と進化のミクロ経済学
(サミュエル・ボウルズ 著/塩沢由典・磯谷明徳・植村博恭 訳)
■フェローの著作を掲載しました 2013年08月09日
   ルールに従う ―社会科学の規範理論序説
(ジョセフ・ヒース 著/瀧澤弘和 訳)

トピックス

 2013年1月末にVCASIのfounding memberの一人である鈴木健氏が『なめらかな社会とその敵』を上梓しました.これを機に,長らく活動を休んでいたVCASIですが,本書に関する研究会を9月9日(月)13:00 - 18:00に開催することになりました.概要は下記の通りです.

第Ⅰ部:諸分野からの論点提起(敬称略,予定)
瀧澤弘和(経済学,中央大学)
岩村充(貨幣論,早稲田大学)
大屋雄裕(法哲学,名古屋大学)
坂井豊貴(社会選択論,慶應義塾大学)
武藤正義(数理社会学,芝浦工業大学)
山岸俊男(社会心理学,東京大学)
猪口孝(政治学,新潟県立大学)
 
第Ⅱ部:フリーディスカッション(敬称略,予定,50音順)
安藤馨(法哲学,神戸大学),井上明人(ゲーミフィケーション,国際大学GLOCOM),大澤真幸(社会学,THINKING「O」)(ご欠席)、公文俊平(情報社会学,多摩大学),河野哲也(生態学的心理学,立教大学),斉藤賢爾(社会システム工学,慶應義塾大学),笹原和俊(複雑系科学,名古屋大学),高野陽太郎(認知科学,東京大学),戸矢理衣奈(歴史学,㈱IRIS),長谷川眞理子(行動生態学,総合研究大学院大学),山口一男(社会学,シカゴ大学),與那覇潤(歴史学,愛知県立大学)
 
当日の様子はU-streamで配信し,VCASIチャンネル上に残す予定です(YouTubeにはアップロードしない予定です).是非ご覧ください.なお,本研究会はクローズドなかたちで行うため,会場にご入場することはできません.あらかじめご了承ください.

※ハッシュタグは「#なめ敵」です.コメントを取り上げる時間も設ける予定です.

 3月に開催を予定していた公開フォーラム,公開研究会につきましては,以下のようになっております.
■公開フォーラム「雁行形態ver.2.0」:
今年10月頃に改めて企画し開催する予定としております.日程・内容が決まり次第,おって詳細を掲載させていただきます.

■公開研究会「社会のルールについてVI」:
4月開催は中止.改めて,内容が決まり次第,おって詳細を掲載させていただきます. 



 
  下記の三月開催予定の研究会/セミナーについてですが、地震等の影響のため全て延期とさせていただきます。
 4月以降、東京財団にて開催予定となりますので、日程が決まり次第、おって日程を掲載させていただきます。
  • 3月17日「雁行形態 ver2.0」第一部
  • 3月25日「雁行形態 ver2.0」第二部
  • 3月26日、27日 「行動・社会現象モデルの"最善(best)性"とは(社会のルールについてVI)&VCASI Wrap-up(s)」



 『コーポレーションの進化多様性 ―集合認知・ガバナンス・制度』が刊行されました。紹介ページにて、著者からの挨拶を掲載させていただいております。

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著者挨拶/VCASI の活動から何を学んだか/青木昌彦 本書は2010年にオックスフォード大学出版会から出版されたCorporations in Evolving Diversity: Cognition, Governance,and Institutionsの翻訳ですが、VCASIの活動の一環としての『叢書 制度を考える』(NTT出版)の一冊として刊行されました。この書物は2008年のオックスフォード大学におけるクラレンドン講義を土台としていますが,その内容はその講義を真中に挟んでの4年間、VCASIにおいて行った研究や,そこで得た研究交流に負う所が大きいのです。VCASI の目的は,社会の秩序(ルール、制度)とその進化をよりよく理解するため,学際・世代・地理の壁を越境するコミュニケーションの場を実験するということにありますが、そこではこの4年間,私の専門としてきた経済学とゲームの理論の枠を越えて,認知科学(またその基礎としての脳科学)、進化理論,法理論,社会学、政治学、歴史学、ロボット学などの各分野の最前線で活躍されている研究者たち(VCASI フェロー)と若い世代の社会人・学生たち(VCASI フレンズ)のあいだに、バーチャルとリアルの双方の場で、新鮮な討論がおこなわれてきました。そうした場を通じて、私自身考え,学び得たことが,多く本書に反映されています。以下,それらの諸点を簡単に取りまとめてみたいと思います。
   
   

 3月17日および25日のイベントは延期となりました。ご了承ください。

3月17日15:00~および、3月25日15:00~より、「雁行形態Version 2.0 ~ 日本の政治的・社会的アジェンダ~」を開催致します。  実質GDP総額で北アメリカ、EUと比肩または凌駕する一方で、 未知の人口成熟化社会(高齢化、少子化)に先頭を切って向かう日本とそれを遠からず追行する中国と韓国からなる東アジア。これら各国の人口・経済・制度の複合的動態を比較すると、『雁行形態Version 2.0』(添付参照)と比喩できるような,ビジョンが浮かび上がります。そして各国の発展戦略の間には、その属する発展ステージの差異から生じる相互的な補完性がありうることが見えてきます。しかしそこから生じる潜在的な「交換の利益」を確実なものとするには、日本にとってまだクリアしなければならないいくつかの政治的・社会的アジェンダがあり、問題解決に向け、制度改革とその推進のための政治的枠組みの進化が必要になっています。  こうした問題意識を踏まえて、本フォーラムでは、諸分野におけるご専門の方々をお招きし、第1部においては、日本・中国・韓国のあいだの人口・経済・制度の統合的な動態の同質性、差異性、連結性についてディスカッションし、各国の発展戦略の補完性を探りたいと考えます。また、第2部では、それを踏まえて、人口成熟化社会に向けて飛行する日本の直面する課題(産業、農業、社会保障と財政、女性労働と出産/保育、移民,経済開放等)とその解決策について意見交換を行いたいと存じます。

人工生命は「生命とは何か」を構成論的な方法で理解しようという研究アプローチである。そのため、人工生命は本質的にハードサイエンスを志向している。この理解を深めるために、まず人工生命の主要な4つの潮流を概観し、これらの研究が一体何を目指しているのか、そのモチベーションを明らかにする。その上で、講演者の研究のうちいくつか(マシンとテープの共進化、ゲームのダイナミクス、ターンテイキング、オイルドロップレット、MTMなど)を紹介しながら、この20年の間でどういう進展と自己批判があったかを振り返る。  


 臨床研修制度とは、医学部を卒業した医師達が病院で実地研修をする仕組みのことである。これは世界各国で広く実施されている制度で、日本でも2004 年から必修の臨床研修制度が発足し、医学部卒業生に2年間の研修が義務付けられた。この臨床研修制度の導入に合わせて、どの研修医がどの病院で研修をするかの組み合わせ(マッチング)を明確なルールに従って決める「研修医マッチング」も新たに採用された。そのルールは、アメリカで1950 年代から用いられているDeferredAcceptance Algorithm(DA アルゴリズム)と呼ばれる手続きである。




  日本の政治・社会は混迷と無気力の度を深めている。世論調査演出の政権たらい回し、政策論争を忘れた政治家たちの首取り合戦、一部マスコミの加虐趣味、場当たり的外交、長期社会資本投資を忘れた縮み志向、若年世代と女性の機会拡大に対する無関心や単身者の不安など、その兆候は数多い。
  だが未知の人口成熟化社会(老齢化と少子化)に向かう日本がこの体たらくでよいのだろうか。日本の歴史的・国際的立ち位置を再確認し、進むべき方向性についてビジョンを共に紡いでいく、積極的姿勢と意欲が今必要ではないか。
  中国、日本、韓国、台湾、香港、シンガポールの2009年の国内・域内総生産(GDP)を実質価値(購買力平価換算)で総計すると、15・8兆ドル(国際通貨基金=IMF推定)にのぼる。これは米国・カナダの15・5兆ドルに匹敵し、欧州連合(EU)の14・8兆ドルを超えた。このように巨大な経済圏となった東アジア経済は、これからどう進むのだろうか。中国が高成長を続けて地域覇権を握るのか。日本の存在感は.....





 青木昌彦による「雁行形態パラダイムVer.2」のパワーポイントを公開しました。(先日の研究会の内容をさらにブラッシュアップさせたものになります。)

はじめに

  現在日本の政治は、混迷と無気力の極をますます深めつつあるようだ。世論調査演出の政権たらい回し,政策論争を忘れた政治家同士の揚げ足取り、他人ごとのような民間の床屋談義,革新の営みを萎縮させる仕分け効率主義、場当たり的外交、社会保証再設計の先送り、若年世代や女性の機会への無配慮など、その徴候を数え上げるときりがない。だが、興隆するアジア経済という文脈で,未曾有の人口成熟化(老齢化と少子化)社会にむけ先頭を切っている日本が,この状態でよいのだろうか。
日本の置かれている歴史的、国際的立ち位置をもう一度確認し、われわれのの進むべき方向性にかんして、ビジョンを共に紡いでいくという積極的姿勢と意欲が必要ではないだろうか。 日本のこれからのありうる姿を考えるために,[雁行形態パラダイム バージョン 2.0」 と、仮に呼ぶ枠組みを以下提起したい。赤松要教授によるオリジナルな「雁行形態論」は、先頭の雁(日本)から後続の雁へと次々と技術が生成・波及するプロセスとして、アジアの経済発展の可能性を展望したのだった。が、本バージョンでは人口・経済・制度の複合的進化に焦点を当て,日本・中国・韓国のあいだの共通性・差異性・連結性とその戦略的補完性への含意を考える。  






1866年「パリ言語学会」は,言語の起源についてあまりにも荒唐無稽な説が次々と提出されることから,言語の起源に関する論文を受理しないとする条項を創立規約に盛り込んだという.しかし,その後もこの問題に対する人々の好奇心は尽きることがなく,20世紀に入り,ヒトを研究するアプローチがさまざまな広がりを見せるにつれて,新たな視点からこの問題に挑む可能性が大きく開けてきた.さらに,言語の「起源」ばかりでなく,その「進化」のプロセスに焦点を当てる研究もかつての歴史的な比較言語学を超えて,今日多様な広がりを見せつつある…



(講師:長谷川真理子、入來篤史、橋本敬)




VCASI Quotes

VCASIフェローやスタッフの、心のフックにかかった言葉たちをご紹介します
(リロードするとQuoteがかわります)

Advocates of sociobiology have tended to be politically right-wing, while its critics have tended to be political left. There are many exceptions to this generalization, especially to the first half of it, but few would deny the trend altogether. If sociobiology is simply an impartial enquiry into the facts, what explains the trend? Why should there be any correlation at all between political opinions and attitudes towards sociobiology? This is a tricky question to answer. For though some sociobiologists may have had hidden political agendas, and though some of sociobiology's critics have had opposing agendas of their own, the correlation extends even to those who debate the issue in apparently scientific terms. This suggests, though does not prove, that the "ideological" and "scientific" issues may not be quite so easy to separate after all. So the question of whether sociobiology is a value-free science is less easy to answer than might have been supposed.

Samir Okasha, Philosophy of Science, Oxford University Press, 2002.

Announcement

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青木昌彦著(谷口和弘訳)
『コーポレーションの進化多様性』
が発刊されました。  

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