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コンピューターサイエンス

2009年2月20日、VCASIでは数理生物学、進化ゲーム理論がご専門の大槻久氏(東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻、科学技術振興機構さきがけ)を迎え、「ネットワーク上の協力の進化」と題した第10回VCASIインフォーマルセミナーが開催された

第10回VCASIセミナー『ネットワーク上の協力の進化』

日時: 
2009年2月20日(金)18:00から
場所: 
日本財団ビル2階 第1会議室
発表者: 
大槻久氏(東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻、科学技術振興機構さきがけ/数理生物学)
コーディネーター: 
成田悠輔氏(VCASI研究助手)
概要: 
利他行動とは自らがコストを支払い他者に利益を与える行動である。協力者は非協力者よりも協力のコスト分不利なので、協力行動の進化的起源は進化生態学の大きな問題の一つとされてきた。本研究では集団のネットワーク構造が協力の進化を促進することを紹介する。静的なネットワーク上で協力行動が進化する条件、および動的なネットワーク上でTFT的な協力者が有利になる条件に関する、近年の私の理論研究を紹介したい。

参考論文:
(発表の前半部に関わる話):

Author(s): 
横尾真
ISBN: 
4501541407
Published Date: 
Thu, 2006-06-01
Publisher: 
東京電機大学出版局
Abstract: 
オークション理論およびその基礎となるゲーム理論についてわかりやすく解説。通常のゲーム理論の本では扱われない内容や、組合せオークションなどの情報科学とゲーム理論の境界領域の最先端の研究内容についても紹介する。
Field Body: 

First Name(English): 
Makoto
Last Name(English): 
Yokoo

 

Speciality: 

計算機科学

Interests: 

ゲーム理論,メカニズムデザイン,人工知能

Recent Thoughts: 
ゲーム理論における様々な仮定(合理的なエージェント等)は,人間に対してよりも,計算機上の人間の代行をするソフトウェア(計算機エージェント)に対して適用することがふさわしいように感じています.人間および計算機エージェントの混在した環境下でのメカニズムデザイン,計算機を用いたメカニズムデザイン等に興味を持って研究を進めています.
Publications: 
  • Makoto Yokoo, Yuko Sakurai, and Shigeo Matsubara, ``Robust Double Auction Protocol against False-name Bids'', Decision Support Systems, Vol.39, pp.241-252, May, 2005.
  • Makoto Yokoo, Yuko Sakurai, and Shigeo Matsubara, ``The Effect of False-name Bids in Combinatorial Auctions: New Fraud in Internet Auctions'', Games and Economic Behavior, Volume 46, Issue 1, pp. 174-188, 2004. 
  • ``Distributed Constraint Satisfaction: Foundation of Cooperation in Multi-agent Systems'', Springer, 2000.
Recent Works: 
  • Naoki Ohta, Vincent Conitzer, Yasufumi Satoh, Atsushi Iwasaki, and Makoto Yokoo, ``Anonymity-Proof Shapley Value: Extending Shapley Value for Coalitional Games in Open Environments'', Seventh International Joint Conference on Autonomous Agents and Multi-Agent System (AAMAS-2008), 2008.
  • Makoto Yokoo, and Atsushi Iwasaki, ``Making VCG More Robust in Combinatorial Auctions via Submodular Approximation'' Twenty-second National Conference on Artificial Intelligence (AAAI-2007), 2007.
  • 横尾 真, ``オークション理論の基礎'', 東京電機大学出版局, 2006.
Affiliation: 
九州大学大学院
First Name(English): 
Ken
Last Name(English): 
Suzuki

 

Speciality: 

情報社会学

Interests: 

ソーシャルウェア,電子貨幣論,コンピュータを用いた制度設計

Recent Thoughts: 

コンピュータの登場によって社会システムがどのように変化するのか、貨幣システム、法システム、安全保障システムを中心に考えている。また、身体性の変容を 建築と認知科学の視点から探求していきたいと考えている。

Publications: 
  • 鈴木健『なめらかな社会とその敵―PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』(勁草書房、2013年)
  • 鈴木健、井上智洋「第三章 制度進化としての伝播投資貨幣」(西部忠、橋本敬、安富歩他「進化経済学のフロンティア」所収、日本評論社、2004年)
  • 鈴木健「第四章 ネットコミュニティ通貨の玉手箱」(柄谷行人、浅田彰、村上龍、坂本龍一他「NAM生成」所収、太田出版、2001年)
  • Ken Suzuki "How Does Propagational Investment Currency SYstem Change the World ?" Proceedings of IEEE 2004 Symposium on Applications and the Internet-, pp9-15, 2004
Recent Works: 

 

Affiliation: 
東京大学大学院総合文化研究科、東京財団

7月4日に第5回東京財団フォーラムとして、「VCASIの実験-「制度」の分析を核とした超学際的バーチャル研究所の発足に向けて」を開催しました。多くの若手の研究者、メディア、霞ヶ関、シンクタンクの関係者など政策研究の最前線に携わっている方が集まり、VCASIステアリング・コミッティーからのプレゼンテーションに引き続き、活発な質疑が行われました。