Language: 日本語 English

比較制度分析

社会科学の役割は「見晴らしのいい丘」

語り手:鶴光太郎 経済産業研究所上席研究員
聞き手:大西健、成田悠輔(VCASI研究助手)

鶴光太郎氏(東京財団仮想制度研究所(VCASI)フェロー、経済産業研究所上席研究員)は、経済企画庁(当時)を皮切りに、OECD、日本銀行でのエコノミスト経験を経て現在は経済産業研究所で比較制度分析や経済システム分析、コーポレートガバナンスなどの分野で研究を行っている。本インタビューでは、鶴氏がこれまで政策現場そしてアカデミアにおける研究から見てきた「制度」への認識や課題、社会システムのあり方、さらにはVCASIと今後の政策研究の可能性についてお話をうかがった。
 
Author(s): 
谷口和弘
ISBN: 
4757121881
Published Date: 
Fri, 2006-12-15
Publisher: 
NTT出版
Abstract: 
戦略経営論の基本的な考え方を解説。
さらに、際立つ個人や際立つ企業を知るために、「浜崎あゆみ」「中村邦夫」「グーグル」「ヴィロン」の4つのケースについて紹介する。

「実学としての戦略経営論は、すぐに役立つノウハウ、カネモウケのコツ、あるいはヒルズ族になる(六本木ヒルズだけでなく、ビバリーヒルズも含む)になる秘訣を教えてくれないとしても、企業の環境や資源を分析し、経営の質を高めるための参考にはなる(あとがき 成功は失敗の素より)」

経営者、ビジネス・パーソン、企業や戦略経営の研究にかかわっている研究者や大学院生、経営学に関心のある高校生など、必読の書。

理論と現実の相互作用という「実学の精神」とは何か、について本書をつうじて理解し、賢く戦う知恵を身につけてほしい。
Field Body: 

Author(s): 
谷口和弘
ISBN: 
4757121814
Published Date: 
Sat, 2006-06-24
Publisher: 
NTT出版
Abstract: 
企業とは何か、企業は制度をどう配置するのか。企業の境界と組織デザイン、会社法と比較コーポレート・ガバナンスの最新問題を、ルイ・ヴィトンからライブドアまで豊富な事例と最新理論を用いて分析。21世紀の企業・株式会社研究の新機軸。企業制度論が示す現代経営の指針。
Field Body: 

Author(s): 
谷口和弘
ISBN: 
4757122187
Published Date: 
Fri, 2008-06-13
Publisher: 
NTT出版
Abstract: 
本書は,組織とは何かを理解するためのさまざまな理論やケースを扱っている。資生堂やYKKなどの15のケースをつうじて,理論を用いながら現実が解釈できるような構成になっている。その姉妹編である『戦略の実学:際立つ個人・際立つ企業』(NTT出版, 2006) では,個人や企業が他とは異なる際立った存在になるために,戦略がはたす役割に焦点をあてた。本書では,戦略を実行する仕組としての組織がはたす役割に焦点をあて,組織がもつ毒と薬の両面について論じた。ただし,これらの本はともに「理論と現実の相互作用」を強調する実学の精神にもとづいており,両者を補完的に利用することで企業の性質をより深く知ることができるだろう。
Field Body: 

First Name(English): 
Kazuhiro
Last Name(English): 
Taniguchi

 

Speciality: 

戦略経営論,制度経済学

Interests: 

比較コーポレート・ガバナンス,認知と行動,企業の境界と組織アーキテクチャ,比較制度分析

Recent Thoughts: 
企業を理解するうえで,「戦略」「組織」そして「ガバナンス」がカギだと考えている。そして,これらの企業制度を理解するには,経営者のビジョンや戦略的意思決定,企業を構成するステイクホルダーの相互作用のパターン,そして組織のなかで開発・蓄積されたケイパビリティに焦点をあてなければならないだろう。比較制度分析の方法を「超ミクロ的」に応用するとともに,事例研究やテキスト・マイニングなどの力を借用しながら,株式会社のガバナンス・システムの多様性,企業における個人の認知と行動,そして企業の境界と組織アーキテクチャの変化といった一連の問題に取り組んでみたいと思っている。
Recent Works: 
Affiliation: 
慶應義塾大学
First Name(English): 
Kotaro
Last Name(English): 
Tsuru
Speciality: 

経済学

Interests: 

比較制度分析、政治経済学、法と経済学などを包含した「組織と制度の経済学」に基づいた経済システムの分析・研究

Recent Thoughts: 

民間の自発的秩序(private order)=「ソフトな制度」と規制・法制度といった公的秩序(public order)=「ハードな制度」の相互連関が制度変化全体にどのような影響を及ぼすのか、また、その改革へのインプリケーション何かに興味を持っています (拙著、「日本の経済システム改革」ご参照ください)。具体的には、企業買収などのコーポレート・ガバナンスや労働市場制度改革などへの応用に取り組んでいます。

Publications: 
  • 「労働市場制度改革:日本の働き方をいかに変えるか」、日本評論社、2009(樋口美雄氏、水町勇一郎氏と共編)
  • 「信用金庫の合併」、「金融経済研究」第28号、2009(坂井功治氏、細野薫氏との共著)
  •   『日本の経済システム改革 ―「失われた15年」を超えて』、日本経済新聞社、2006
  • "Japanese corporate governance in transition", Seoul Journal of Economics, Vol. 13, No. 3: 253-278, 2000 Fall
Recent Works: 
  • 「企業のパフォーマンスは合併によって向上するのか」(滝澤美帆氏、細野薫氏と共著)
  • “Merger, Innovation and Productivity: Evidence from Japanese Manufacturing Firms” (滝澤美帆氏、細野薫氏と共著)
  • 買収防衛策導入の動機―経営保身仮説の検証―」、RIETI Discussion Paper No. 07-J-033、2007年08月(滝澤美帆氏、細野薫氏と共著)
  • Consolidation of Banks in Japan: Causes and Consequences”(K. Hosono 、K. Sakaiと共著、NBER WP No.13999、http://www.nber.org/papers/w13399)
Affiliation: 
独立行政法人経済産業研究所、慶應義塾大学
First Name(English): 
Hirokazu
Last Name(English): 
Takizawa
Speciality: 

経済学

Interests: 

比較制度分析,社会規範,言語哲学,プラグマティズム

Recent Thoughts: 

われわれの作る制度は,ある程度固定的な「仕切り」を設けてコーディネーション・コストを低くしている一方で,つねにある程度の仕切り横断的なコーディネー ションやコミュニケーションを許容して,仕切りを自己修正するメカニズムを備えており,それによって制度進化のダイナミズムを保持しているように思われ る.この一般的なスキーマが持つロジックの含意をどのように具体的な分析に結びつけていったらよいかを考えている.

Publications: 
  • Aoki, M. and H. Takizawa (2002), "Information, Incentives, and Option Value: The Silicon Valley Model," Journal of Comparative Economics, Vol. 30, pp.759-786.
  • Takizawa, H. (2003), "Property Rights and the New Institutional Arrangement for Product Innovation in Silicon Valley," in Laixiang Sun, ed., Ownership and Governance of Enterprises: Recent Innovative Developments, Palgrave/Macmillan.
  • Kawagoe, T. and H. Takizawa (2008), “Equilibrium Refinement vs. Level-k Analysis: An Experimental Study of Cheap-talk Games with Private Information,” forthcoming in Games and Economic Behavior.
  • 奥野正寛・瀧澤弘和・渡邊泰典(2007),「人工物の複雑化と製品アーキテクチャ」,『経済学論集』,第73巻,第3号,pp.103-129,東京大学経済学会.
Affiliation: 
中央大学、東京財団
First Name(English): 
Tetsuji
Last Name(English): 
Okazaki

 

Speciality: 

経済史

Interests: 

制度と組織の経済史、比較制度分析、経済開発

Recent Thoughts: 

経済において制度と組織がどのように機能し、またどのように変化するかを、長期の歴史的パースペクティブから理解することを目標として研究している。特に制度変化において、個々の企業・人間の行動属性変化と行動属性別の(企業)人口構成変化が、それぞれどのような役割を担うか、という進化的な視点からの分析に関心を持っている。

Publications: 
  • Yasushi Hamao, Takeo Hoshi and Tetsuji Okazaki, “Listing Policy and Development of the Tokyo Stock Exchange in the Pre-War Period” in Takatoshi Ito and Andrew Rose eds. Financial Sector Development in the Pacific Rim. Chicago, IL: University of Chicago Press, pp.51-87, 2009.
  • Tetsuji Okazaki, Michiru Sawada and Ke Wang, “Fall of 'Organ Bank' Relationship over Bank Failure and Consolidation Wave: Experience in Prewar Japan,” Corporate Ownership and Control 4(4): 20-29, 2007
  • Tetsuji Okazaki and Michiru Sawada, “Effects of a Bank Consolidation Promotion Policy: Evaluating the 1927 Bank Law in Japan,” Financial History Review, 14(1): 29-61, 2007
  • Tetsuji Okazaki, "Micro-aspects of Monetary Policy: Lender of Last Resort and Selection of Banks in Pre-war Japan," Explorations in Economic History, 44: 657-679, 2007
  • Tetsuji Okazaki, "‘Voice’ and 'Exit' in Japanese Firms during the Second World War: Sanpo Revisited,"Economic History Review, 59(2): 374-395, 2006
  • Tetsuji Okazaki, Michiru Sawada and Kazuki Yokoyama, "Measuring the Extent and Implications of Director Interlocking in the Prewar Japanese Banking Industry," Journal of Economic History, 65(4): 1082-1115, 2005
  • Tetsuji Okazaki eds., Production Organizations in Japanese Economic Development, London: Rout ledge, 2007
  • Tetsuji Okazaki and Masahiro Okuno-Fujiwara eds., Japanese Economic System and Its Historical Origins, New York: Oxford University Press, 1999
  • 岡崎哲二『日本の工業化と鉄鋼産業-経済発展の比較制度分析』東京大学出版会、1993年
  • 岡崎哲二・奥野正寛編『現代日本経済システムの源流』日本経済新聞社、1993年
  • 岡崎哲二『江戸の市場経済-歴史制度分析から見た株仲間』講談社、1999年
  • 岡崎哲二編『取引制度の経済史』東京大学出版会、2001年
  • 岡崎哲二編『生産組織の経済史』東京大学出版会、2005年
  • 岡崎哲二『コア・テキスト 経済史』新世社、2005年
Recent Works: 
  • Yutaka Arimoto, Kentaro Nakajima and Tetsuji Okazaki, Aglomeration or Selection ?: The Case of the Japanese Silk-reeling Industry, 1909-1916, RIETI Discussion Paper, 10E-003
  • Tetsuji Okazaki , “Supplier Networks and "Supplier Networks and Aircraft Production in Wartime Japan, " CIRJE Discussion Paper F-605, Faculty of Economics, The University of Tokyo F-566
  • Tetsuji Okazaki and Michiru Sawada, "Interbank Networks in Pre-war Japan: Structure and Implications" CIRJE Discussion Paper F-605, Faculty of Economics, The University of Tokyo
  • Tetsuji Okazaki, Asuka Imaizumi, Kaori Ito, "Impact of Natural Disasters on Industrial Agglomeration: A Case of the 1923 Great Kanto Earthquake" CIRJE Discussion Paper F-605, Faculty of Economics, The University of Tokyo F-602
  • Kozo Kiyota and Testuji Okazaki, "Industrial Policy Cuts Two Ways: Evidence from Cotton Spinning Firms in Japan, 1956-1964" forthcoming in Journal of Law and Economics
  • Tetsuji Okazaki, "Industrial Development, Firm Dynamics and Patterns of Productivity Growth: The Case of the Cotton Spinning Industry in Prewar Japan, 1894-1924" CIRJE Discussion Paper F-605, Faculty of Economics, The University of Tokyo F-562
  • Yutaka Arimoto, Tetsuji Okazaki and Masaki Nakabayashi, "Agrarian Land Tenancy in Prewar Japan: Contract Choice and Implications on Productivity” CIRJE Discussion Paper F-549, Faculty of Economics, The University of Tokyo, forthcoming in Developing Economies
  • Masaki Nakabayashi and Tetsuji Okazaki, "Role of Courts in Economic Development: A Case of Prewar Japan," CIRJE Discussion Paper F-517, Faculty of Economics, The University of Tokyo
  • "Economic Development, Income Inequality and Social Stability in Prewar Japan: A Prefecture-level Analysis," CIRJE Discussion Paper F-500, Faculty of Economics, The University of Tokyo
  • Tetsuji Okazaki, "Selection and Imitation in Institutional Evolution: Analysis of Institutional Change in Japan, 1960-1999", CIRJE Discussion Paper F-256, Faculty of Economics, The University of Tokyo
  • アブナー・グライフ『比較歴史制度分析』(岡崎哲二・神取道宏 監訳)NTT出版、2009年
Affiliation: 
東京大学
First Name(English): 
Masaki
Last Name(English): 
Nakabayashi
Speciality: 

経済史,経営史

Interests: 

比較制度分析、市場における取引統治の歴史的変化、生産組織の歴史的変化

Recent Thoughts: 

世界恐慌という手ひどい「市場の失敗」を受けて、アメリカを筆頭とする先進国の政府は、証券市場や金融市場、そして財市場に透明なルールを張り巡らし、情報の非対称から生ずる「市場の失敗」を抑え込む努力を営々と積み重ねてきました。その透明なルールの支配的な市場における効率的な価格形成が、単なる商取引の拡大だけでなく、生産活動における技術革新を加速してきたことに疑いの余地はないと思います。しかし、同時に、既成の公的ルールの外側にあるリスクを金融派生商品として商品化し、店頭取引(Over-The-Counter)網を通じて新たな市場を創り出す営みも絶えることがありません。「証券化」を筆頭に、商取引の市場そのものを拡げてゆく、そのような動きが経済成長に貢献してきたことも否定できないでしょう。一方、2008年初現在、そうした商品のひとつであったサブプライムローンの引き起こした問題に対応して、先進国の金融当局は、OTC取引に対しても透明なルールの適用を拡げていく道を模索し始めているようです。実は、このような、新しい財やサービスの取引の出現と、その取引に透明なルールをかぶせて統治しようとする政府のせめぎ合いは、近世期以来、常に繰り返されてきました。そのせめぎ合いのそれぞれの局面が、経済発展のどの側面を促進してきたのか、歴史的に考えてみたいと思っています。

Publications: 
  • 中林真幸『近代資本主義の組織―製糸業の発展における取引の統治と生産の構造―』、東京大学出版会、2003年
Recent Works: 
  • 中林真幸/石黒真吾編『比較制度分析・入門』、有斐閣、近刊
Affiliation: 
東京大学社会科学研究所
First Name(English): 
Gerald
Last Name(English): 
Curtis
Speciality: 

日本政治、比較政党政治論

Interests: 

日本政治、比較政党論、制度分析

Recent Thoughts: 

政治のinstitutionの改革とそのinstitutionを動かす個人・政治家の相関関係をどう考えればいいのかを考える。「官邸主導」の改革を行っても、リーダーのスタイル、あるいはリーダーの能力によって、implementationが大分違ってくることが小泉氏と安倍氏の比較で解る。また一つのinstitutionを改革する事によって、その意図するところでない他のinstitutionを壊してしまい、結局悪い結果を生む危険性があるというのが最近の行政改革に現れている。大正時代からある政党政治のinstitutionが最近の行政改革によってつぶされつつある。制度変化の難しさとunanticipated consequencesのいい例である。
もう一つは、「非公式な調整メカニズム」の崩壊が日本の政治経済あるいはもっと広い意味での社会構造にどういう影響を与えているかが関心事である。「政治と秋刀魚」という私の最近出版された本には、この問題を一般読者のためにわかりやすく分析しているが、この問題をもっと考えて、議論したいと思う。

 

Publications: 
  • 永田町政 治の興亡 (新潮社, 2001年)
Recent Works: 
Affiliation: 
コロンビア大学、国際経済研究所、早稲田大学
First Name(English): 
Masahiko
Last Name(English): 
Aoki

 

Speciality: 

比較制度分析

Interests: 

ゲーム理論的概念枠組みを用いた社会科学統合の方法論、組織におけるグループレベル認知構造とガバンナンスの間の補完性

Recent Thoughts: 

文化、社会規範や習慣、国家、市場、組織などの諸制度を、人々が利得と考えるもの、相互作用のモードなどによって区別されたさまざまなドメインにおけるゲームの均衡の要約表現=共同予想として概念化し、それらの間の相互関連性の論理構造に関心を持っています。さらには、そうした均衡が成立、進化するための条件として、公的なindicators、ひとびとの間の認知の構造のあいだの関連性、知識の集団的集積としての文化などの役割についても考えたいと思っています。

Publications: 
Recent Works: 
Affiliation: 
スタンフォード大学、東京財団、一橋大学

第2回VCASI公開フォーラム 『移り行く資本主義 I:コーポレート・ガバナンスと人的資産』

日時: 
2008年1月18日(金) 15時から18時半
場所: 
日本財団ビル2階 大会議室
発表者: 
Simon Deakin (University of Cambridge)
青木昌彦 (スタンフォード大学;VCASI主宰)
宮島英昭 (早稲田大学;VCASIフェロー)
池尾和人 (慶應義塾大学;VCASIフェロー)
守島基博 (一橋大学大学院)
コーディネーター: 
鶴光太郎 (経済産業研究所;VCASIフェロー)
概要: 
最近の日本や西ヨーロッパでは、コーポレート・ガバナンスと人的資源経営のリンケージに関して新しいパターンの形成をうかがわせるような動きが見られています。この動きはどう解釈されるべきでしょうか?株式市場が企業のコントロールの役割を担う、という最近まで支配的だった考えは、それをうまく説明することができるのでしょうか?
このフォーラムでは、今ヨーロッパでもっとも精力的にこのテーマについての理論的・実証的研究を発表しているケンブリッジ大学教授、同大学経営研究所副所長サイモン・ディーキン教授を招いて討論を行います。VCASIからは青木昌彦主宰が最新の研究成果を発表し、又数人のフェローが議論に加わります。奮ってご参加の程、お願い申し上げます。

議事次第:

第一部 基調講演 (15:00-16:30)

青木昌彦(スタンフォード大学名誉教授;VCASI主宰) 15:00~15:40
Simon Deakin(ケンブリッジ大学法学部教授) 15:45-16:30
ビデオあり: 
報告ページにビデオあり

第1回VCASI公開フォーラム 『文化と国家秩序:「公と私」の異なる位相―日本、中国、イスラム、西欧』

日時: 
2007年10月20日(土) 13時から17時半
場所: 
日本財団ビル 1階バウ・ルーム
発表者: 
青木昌彦(スタンフォード大学;VCASI主宰)
池上英子(New School for Social Research;VCASIフェロー)
猪木武徳(国際日本文化研究センター;VCASIフェロー)
季衛東(神戸大学;VCASIフェロー)
酒井啓子(東京外国語大学;VCASIフェロー)
概要: 
今回の公開フォーラムにおいては、日本、中国、イスラム、西欧のそれぞれの地域において歴史的に発展してきた国家秩序、公と私の関係の異なる「かたち」な どについて、制度研究の視点から、経済学者、政治学者、社会学者などが発表と討論を行います。そういった異なる「かたち」に通底する制度的な原理と、各地 域の歴史的な要因などを理解することによってはじめて、真の相互理解、さらに各地域における国家秩序のあるべき姿についての政策的含意が産み出されると VCASIは考えるからです。中東におけるテロ掃討の「戦い」、中国脅威論など、これらの地域に関連した政策論争は尽きませんが、その本質を見極めたいと 考えています。
なお、フォーラム終了後には懇親会も兼ね、皆さまともぜひ意見交換をさせていただきたいと考えています。奮ってご参加の程、お願い申し上げます。

プログラム:

7月4日に第5回東京財団フォーラムとして、「VCASIの実験-「制度」の分析を核とした超学際的バーチャル研究所の発足に向けて」を開催しました。多くの若手の研究者、メディア、霞ヶ関、シンクタンクの関係者など政策研究の最前線に携わっている方が集まり、VCASIステアリング・コミッティーからのプレゼンテーションに引き続き、活発な質疑が行われました。

東京財団フォーラム『VCASIの実験』-「制度」の分析を核とした超学際的バーチャル研究所の発足に向けて

日時: 
2007年7月4日(水) 18時半から20時半
場所: 
日本財団ビル 2階第1会議室
発表者: 
青木昌彦(スタンフォード大学;VCASI主宰、)
鈴木健(国際大学グローコム;VCASIフェロー)
加藤創太(国際大学グローコム;VCASIフェロー)
概要: 
このたび東京財団では、最新のIT技術を活用して超学際的な比較制度分析研究を行うVCASIプロジェクトを発足させます。このVCASIプロジェクトを広く紹介するために、本シンポジウムを開催することとしました。比較制度論の世界的泰斗である青木昌彦特別上席研究員と若き二人の俊英が、制度分析という道具を縦横無尽に使って、日本の今、世界の今を解き明かします。ぜひご期待ください。

プログラム:
1.『VCASIの実験』(青木昌彦)
2.『VCASIのシステム設計』(鈴木健)
3.『VCASIの政策発信』(加藤創太)