Language: 日本語 English

社会学

First Name(English): 
Toshio
Last Name(English): 
Yamagishi
Speciality: 

社会心理学・実験社会科学

Interests: 

心理制度分析(psycho-institutional analysis)、心の社会性、実験社会科学

Recent Thoughts: 

人間性や社会の働きについての信念(social axioms)や行動の「文化差」を制度に対する適応の観点から分析するための実験を計画しているのですが、文化心理学者が報告している「心の文化差」のほとんどは、マクロレベル(文化間の平均の差)では追試に成功しているにもかかわらず、個人を単位とした分析では指標間に全く相関が見られないので、どの指標を使うべきか悩んでいます。この結果は、制度がマクロ変数であることを考えるともっともな気がするのですが、いざ実験に用いるべき適切な指標を選ぼうとすると困ったことになってしまいます。ということで、最近、一般の人々を対象にして、一年間にわたり様々な実験に繰り返し参加していただく研究を開始しました。研究チームの若手研究者に大きな負担をかけることになりますが、見返りも大きいだろうと思っています。

Publications: 
  • 山岸俊男 1998『信頼の構造:こころと社会の進化ゲーム』東京大学出版会
  • Toshio Yamagishi & Midori Yamagishi 1994. Trust and commitment in the United States and Japan. Motivation and Emotion 18(2), 129-166.
  • Toshio Yamagishi, Satoshi Kanazawa, Rie Mashima, and Shigeru Terai 2005. Separating trust from cooperation in a dynamic relationship: Prisoner’s Dilemma with variable dependence. Rationality & Society 17(3), 275-308.
  • Toshio Yamagishi, Sigeru Terai, Toko Kiyonari, Nobuhiro Mifune, & Satoshi Kanazawa. 2007. The social exchange heuristic: Managing errors in social exchange. Rationality and Society 19(3),259-291
Recent Works: 
  • Toshio Yamagishi 2007. The social exchange heuristic: A psychological mechanism that makes a system of generalized exchange self-sustaining. Pp. 11-37 in Mark Radford, Susumu Ohnuma, and Toshio Yamagishi (Eds.), Cultural and ecological foundations of the mind. Hokkaido University Press.
  • Toshio Yamagishi and Naoto Suzuki In press. An institutional approach to culture. In Mark Schaller, Steven Heine, Ara Norenzayan, Toshio Yamagishi, and Tatsuya Kameda (Eds.), Evolution, culture and the human mind. Lawlence Ehlbaum.
  • Ko Kuwabara, Robb Willer, Michael Macy, Rie Mashima, Shigeru Terai, & Toshio Yamagishi 2007. Culture, identity, and structure in social exchange: A web-based trust experiment in the U.S. and Japan. Social Psychology Quarterly 70(4), 461-479.
  • Toshio Yamagishi, Hirofumi Hashimoto, & Joanna Schug. Preference vs. strategies as explanations for culture-specific behavior. Psychological Science. (In Press)
  • Mizuho Shinada, Toshio Yamagishi 2007. Punishing free riders: direct and indirect promotion of cooperation, Evolution and Human Behavior, 28(5) 330-339.
  • Toshio Yamagishi & Nobuhiro Mifune 2008. Does shared group membership promote atruism? Rationality and Society. 20(1):5-30.
  • Toshio Yamagishi, Nobuhiro Mifune, James H. Liu, & Joel Pauling. Exchanges of group-based favors: Ingroup bias in the prisoner’s dilemma game with minimal group in Japan and New Zealand. Asian Journal of Social Psychology. (In Press)
  • Chisato Takahashia, Toshio Yamagishi, Ja,es H. Liu, Feixue Wang, Yicheng Lin & Szihsien Yu. 2008. The intercultural trust paradigm: Studying joint cultural interaction and social exchange in real time over the Internet. International Journal of Intercultural Relations. (In Press)
Affiliation: 
北海道大学
First Name(English): 
Kiichiro
Last Name(English): 
Yagi
Speciality: 

経済思想史、社会経済学

Interests: 

意図されざる社会的帰結と制度形成、市民社会とガバナンス論、近代日本の経済思想、欧州統合と東アジアの地域主義

Recent Thoughts: 

制度という概念の意味を知ったのは学生時代の文化人類学の授業だった。インセスト・タブーのような制度が動物 の集団と人間の社会を分けるもののように思えたからだ。その後、レヴィ・ストロースの構造人類学に触れて、そのようなタブーが、女性の(あるいは男性の) 交換体系の反映であると同時に、そうした交換体系を成立させているルールであるという見方を知った。ミクロの関係を律するルールは、それだけでは説明され ず、それが可能にするシステムによって説明されることになる。しかし、そのようなタブーが破られ、システムが再編されることもありうるのである。レヴィ・ ストロースの神話論では、そうした構造の変換・変容が論じられている。ここでも行為者の意識=表象とその行為の効果とのあいだにはズレがある。制度経済学 においては、構造の変容過程におけるこうした意識と効果のズレをどのように取り扱うべきなのだろうか。

Publications: 
  • 『近代日本の社会経済学』筑摩書房、1999年
  • 『ウィーンの経済思想』ミネルヴァ書房、2004年
  • 『社会経済学-資本主義を知る』名古屋大学出版会、2006年
Recent Works: 
Affiliation: 
摂南大学 経済学部
First Name(English): 
Ken
Last Name(English): 
Suzuki

 

Speciality: 

情報社会学

Interests: 

ソーシャルウェア,電子貨幣論,コンピュータを用いた制度設計

Recent Thoughts: 

コンピュータの登場によって社会システムがどのように変化するのか、貨幣システム、法システム、安全保障システムを中心に考えている。また、身体性の変容を 建築と認知科学の視点から探求していきたいと考えている。

Publications: 
  • 鈴木健『なめらかな社会とその敵―PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』(勁草書房、2013年)
  • 鈴木健、井上智洋「第三章 制度進化としての伝播投資貨幣」(西部忠、橋本敬、安富歩他「進化経済学のフロンティア」所収、日本評論社、2004年)
  • 鈴木健「第四章 ネットコミュニティ通貨の玉手箱」(柄谷行人、浅田彰、村上龍、坂本龍一他「NAM生成」所収、太田出版、2001年)
  • Ken Suzuki "How Does Propagational Investment Currency SYstem Change the World ?" Proceedings of IEEE 2004 Symposium on Applications and the Internet-, pp9-15, 2004
Recent Works: 

 

Affiliation: 
東京大学大学院総合文化研究科、東京財団
First Name(English): 
Wei-Dong
Last Name(English): 
Ji
Speciality: 

法社会学

Interests: 

市場化と法治モデル、ネオ手続主義的憲政設計、中国の秩序原理と裁判制度

Recent Thoughts: 

アジア的、なかでも中国的「規範の場」において均衡点を探り出すための相互作用の動態が、実存と当為の間に競合する諸要素の組合せパターンに対する集団的選 択の連続行為として捉えられ、それは、M. Weber がいう「呪術の園」をなすものでもなければ、R. Ungerの「慣習法vs.官 僚法」構図のなかに納めきれるものでもないと思います。パンデクテン型の整合的法体系と異なるような、多元化したかかる均衡体の背後には、社会の規範秩序 に関する複雑系のような制度設計が見え隠れすると言ってもいいでしょう。そのメカニズムを解明し、かつ「二重の不確実性」という厄介な状態から離脱できる 方途を模索していくのは当面の研究課題としています。

Publications: 
  • 『法治秩序の構築』(北京:中国政法大学出版社、1999年)
  • 『超近代の法――中国法秩序の深層構造』(京都:ミネルヴァ書房、1999年)
  • 『現代中国の法変動』(東京:日本評論社、2001年)
  • 『憲政新論――グローバル化時代の法と社会変遷』(北京:北京大学出版社、2002年;増補版、2005年)
  • 『中国的裁判の構図――公論と履歴管理の狭間で進む司法改革』(東京:有斐閣、2004年)
  • 『法手続の意義』(北京:中国法制出版社、2004年)
  • 『正義思考の軌跡』(北京:法律出版社、2007年)
  •  
Recent Works: 
  • 『秩序と混沌の臨界』(法律出版社、2008年)
  • 『制度の軌道転換』(浙江大学出版社、2009年)
Affiliation: 
上海交通大学
First Name(English): 
Hideko
Last Name(English): 
Ikegami
Speciality: 

比較歴史社会学

Interests: 

社会変動論、文化社会学、ネットワーク論

Recent Thoughts: 

人々のコミュニケーションの場は様々な形がありますが、人はこうした様々な場を渡り歩きそのたびに自分のアイデンティになんらかの痕跡をのこしていきます。 そうしたミクロの社会過程と、ネットワークさらに大きな社会、文化、政治機構などの構造がどう関連するかという問題に常に引き寄せられています。かって武 士の名誉の感情の歴史を国家制度の変遷との関係で社会学的に分析したことがありますが、最近も、本来個別的かつ流動的な気分であるはずのエモーション(情 緒、感情)というもののマクロの歴史を叙述することができる、ということ自体の意味を考えています。

Publications: 
  • The Taming of the Samurai: Honorific Individualism and the Making of Modern Japan (1995: Harvard University Press、森本醇訳 名誉と順応―サムライ精神の歴史社会学 NTT出版:2000)
  • Bonds of Civility: Aesthetic Networks and the Political Origins of Japanese Culture (2005:Cambridge University Press)
  • 美と礼節の絆 2005 NTT出版
Recent Works: 
  • "Emotion and History" (a commissioned chapter under preparation for Cambridge Concise Companion of History, forthcoming)
  • "Network of Civility: Publics, Aesthetic Sociability and Weak-Ties Social Interactions" A paper prepared for the conference, "Cultural Analysis: The Legacy of Bourdieu" UK. 2007
  • "Amino Yoshihiko and the New Medieval History of Japan", a commissioned review paper for American Historical Review, under preparation
Affiliation: 
New School for Social Research (New York).

第1回VCASIセミナー 『了解的コミュニケーション」と「共同的コミュニケーション」の社会理論 ―― ハーバーマス「コミュニケーション的行為」論の進化心理学的再構成』

日時: 
2008年4月21日 16時半から18時
場所: 
日本財団ビル3階 東京財団A会議室
発表者: 
上柿崇英氏(東京農工大学大学院;friend of VCASI)
概要: 
ハーバーマスの「コミュニケーション的行為論」の中では、コミュニケーション類型として、「成果志向のコミュニケーション」、「了解志向のコミュニケーション」が区別される。今回の報告では、なぜこの二つの様式が区別されうるのか、また、この区別を行うことによって、ハーバーマスの社会理論をどのように組み替えることができるのか、という論点について、進化心理学的な視点を導入しながら考えてみてみたい。

さる1月26日土曜日の午後

VCASI公開研究会 『社会のルールについて』

日時: 
2008年1月26日(土) 13時から18時
場所: 
東京大学本郷キャンパス 経済学部3番教室
発表者: 
青木昌彦 (スタンフォード大学;VCASI主宰)
松井彰彦 (東京大学;VCASIフェロー)
川越敏司 (公立はこだて未来大学;VCASIフェロー)
山岸俊男 (北海道大学;VCASIフェロー)
瀧澤弘和 (多摩大学;VCASIフェロー)
橋本敬  (北陸先端科学技術大学院大学;VCASIフェロー)
概要: 

●13:00-13:10
主宰挨拶---VCASIの紹介と研究会の趣旨説明---

●13:10-13:55 青木昌彦(比較制度分析)
「社会的ルールの変化」