Language: 日本語 English

司法建議

Author(s): 
Ji Weidong
日付: 
Wed, 2007-08-01
Abstract: 

本稿は、全国から収集された1980年代初期の経済契約訴訟事例1416件を基本的素材に、そのなかに記録され ている契約関係と社会関係の考察・吟味を通して、当時の中国各級人民法院における法適用の実態を明らかにするものである。超当事者主義と超職権主義の短絡 的な結合およびその相互転化に関する考察を軸に、全員一致型の過剰な合意を法適用の目標モデルとした場合の制度設計およびその社会影響を分析しているが、 なかでも当事者の承認、地域社会の満足度、事後的無効主張の可能性などの要素を強調した結果、決定できない、執行できないというような問題が頻出し、その 状況を打開するために、逆に強い決断主義や過剰な職権主義が法の近代化という名の下で求められるというパラドックスの存在が留意に値する。