Language: 日本語 English

囚人のジレンマ

Author(s): 
堀田結孝 ・ 山岸俊男
日付: 
Wed, 2007-08-01
Abstract: 

社会的アイデンティティが内集団ひいきを生起させるとする社会的アイデンティティ理論およびSimpson (2006)に対して、内集団ひいきは集団内での適応戦略であると説明する集団協力ヒューリスティクス仮説の妥当性を検討するために、最小条件集団を用い た順序PDが実施された。実験では、相手が自分の所属集団を知っている“相互知識条件”と、相手は自分がどちらの集団に所属しているかを知らない“一方向 知識条件”が加えられた。参加者は全員第2プレイヤーに割り当てられ、相手から全面的協力を受けた後、相手にどの程度協力するかを決定した。実験の結果、 相互知識条件では内集団ひいきが観測されたが、一方向知識条件では観測されておらず、内集団ひいきは集団内の一般互酬システムへの適応戦略であるとする集 団協力ヒューリスティクス仮説の妥当性を示す結果であった。