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フィールド社会科学

第22回VCASIセミナー「政治主導と立法のあり方-『政治』をめぐる議論の錯綜とその意味・役割・限界-」(川﨑政司先生)

日時: 
2009年12月18日(金)18:30-
場所: 
日本財団ビル2階第1,2会議室(http://www.vcasi.org/access.html)
発表者: 
川﨑政司先生(慶應義塾大学/立法学、立法実務)
概要: 
これまでの立法のあり方等にかかわる問題点を確認した上で、政治主導と立法に関し、そこにおける「政治」の意味と役割、内閣中心構想の憲法的限界、政と官の関係のあり方、内閣法制局をめぐる議論、法的な質の確保の必要、政府と与党の関係、国会審議のあり方と与党議員の役割、議員立法のあり方、国民による政治を強調する議論・動きとその現実、マニフェストの位置づけなどの諸点について、昨今の事例、改革の動きなどを踏まえながら、検討を行い、政治的なものが強まる中での立法のあり方を考える。
このたび東京財団仮想制度研究所VCASI(http://www.vcasi.org/)では、慶應義塾大学大学院法務研究科、参議院法制局にご所属で、立法学、立法実務がご専門の川﨑政司先生にご協力いただき、以下の要領で第22回VCASIセミナーを開催することになりました。
ビデオあり: 
no
Author(s): 
山岸俊男、吉開範章
ISBN: 
4757102666
Published Date: 
Wed, 2009-10-07
Publisher: 
NTT出版
Abstract: 
この本は、これからの社会で暮らす私たちの生き方についての本であると同時に、社会秩序の作り方についての本です。これからの日本社会をどのように作って いくかと同時に、これから私たちが作っていく社会の中で、私たちはどのように生きていくのだろうかといったことを考えるきっかけになれば、という思いで書 かれています。

この本のもとになったのは、第3章で紹介しているネットオークション実験です。この実験を始めたのは、知らない人たちの間 で取引を行うネットオークションには、これからの社会が凝縮したかたちで詰まっていると考えたからです。これまでの社会では、閉じた関係性の中で「評判」 が社会秩序を維持するのに大きな役割を果たしてきました。しかし、ネット社会のような開かれた社会では、どうでしょうか? どのような評判システムが有効で、今後の課題は何なのでしょうか? 実験の結果、多くのことがわかってきました。

本書では、「安心社会」 から「信頼社会」への移行を提唱してきた著者が、これらの実験結果、あるいは最近の急速な技術(情報通信、脳科学、認知科学)の進歩を背景に、「新しい安 心社会」とも呼びうる将来の社会の姿を描き出します。はたして、この「新しい安心社会」は、人類にとって祝福となるのでしょうか? それとも呪いとなるのでしょうか?

2009年7月11日(土)、「インクルーシブな社会を目指した障害者政策の構築」プロジェクト、第2回の研究会が開催された。

第2回 インクルーシブな社会を目指した障害者政策の構築プロジェクト研究会

日時: 
2009年7月11日(土)13:00から
場所: 
日本財団ビル3階 A会議室
発表者: 
岡部耕典(早稲田大学)
中根成寿(京都府立大学)
概要: 
本プロジェクトでは、「障害者の権利条約」に含まれている人権価値(尊厳、自律、平等、参加)の含意を明らかにしながら、雇用や所得保障をめぐる障害者問題を実証的に検証し、障害の有無を問わず誰もが住みやすいインクルーシブな社会をデザインする構想の中に障害者政策を位置づけるために、具体的な政策提言を試みます。

第二回研究会の今回は、以下の点について報告します。
1.岡部耕典 「障害者自立支援法の利用者負担(応益負担)の社会政策的意味」
2.中根成寿「障害者家族における家族ケアの特性と限界ー規範から政策に向けて」

第1回 インクルーシブな社会を目指した障害者政策の構築プロジェクト研究会

日時: 
2009年05月30日 13:00から
場所: 
日本財団ビル3階 A会議室
発表者: 
川越敏司氏(公立はこだて未来大学;VCASIフェロー)
川島聡氏(東京大学)
概要: 
この度VCASIでは、公立はこだて未来大学の川越敏司先生を中心に「インクルーシブな社会を目指した障害者政策の構築」と題し、障害学と経済学と法学の学際的共同研究の成果に基づいて、「障害者の権利条約」批准に向けて障害者政策の提言を行うこととなりました。
この条約は、障害者の被っている不利益の原因を個人の医学的症状ではなく社会の在り方に求めその不利益を人権問題として解決しようという考えに基づくもので今後の日本の障害者政策を大きく変えるであろうと考えられています。
本プロジェクトでは、この条約に含まれている人権価値(尊厳、自律、平等、参加)の含意を明らかにしながら、雇用や所得保障をめぐる障害者問題を実証的に検証し、障害の有無を問わず誰もが住みやすいインクルーシブな社会をデザインする構想の中に障害者政策を位置づけるために、具体的な政策提言を試みます。

第一回研究会では、以下に関する報告を行います。

1.川越敏司 "Economics, Game Theory and Disability Studies:Toward a Fertile Dialogue"
2.川島聡 「障害者権利条約の概要」
 
First Name(English): 
Yoshinori
Last Name(English): 
Shiozawa
Speciality: 

複雑系経済学、進化経済学、国際貿易論、関西経済論

Interests: 

社会技術、社会実験、エージェント・ベースのシミュレーション、金融工学の基礎の批判的検討、都市の経済学

Recent Thoughts: 

「社会技術」を最近のキーワードとしている。社会技術は、社会運営の大小の知恵であり、社会制度からビジネス・モデルまでの広がりがある。「社会技術を開発する」という視点に立つと、マクロ経済学と違い、等身大の技術もが研究対象となる。そこでは社会実験が重要な方法となる。開発への試みから新しい理論的知見も生まれよう。これは社会科学を発展させる新しい研究様式となる可能性がある。こうした視点で見ると、理論化されていないが、すでに多様な場面で、社会技術の開発と実験とが取りくまれている。

Publications: 
  • 塩沢由典 2010『関西経済論 原理と議題』晃洋書房、1-583.

  • 塩沢由典 2006「概説」進化経済学会編『進化経済学ハンドブック』共立出版、3-134.

  • 塩沢由典 2002 『マルクスの遺産』藤原書店、1-446.

Recent Works: 
  • Shiozawa, Y. 2009 "Samuelson's Implicit Crticism against Sraffa and the Sraffians and Two Other Questions," The Kyoto Economic Reiew, 78(1) 9-37.

  • 塩沢由典2008「社会科学と社会技術」石黒武彦編『科学と人文系文化のクロスロード』萌書房、161-185.

  • 塩沢由典2007「社会科学における実験という方法」『同志社大学ヒューマン・セキュリテイ研究センター年報』4, 100-145.

     

Affiliation: 
中央大学商学部