Language: 日本語 English

経済学

第1回学校選択制デザイン研究会『学校選択制へのメカニズムデザインアプローチと実験』

日時: 
2008年11月4日(火)13:00から
場所: 
日本財団ビル3階 A会議室
発表者: 
瀧澤弘和氏(多摩大学:VCASIフェロー)
渡邊泰典氏(東京大学大学院ものづくり経営研究センター:VCASI助手)
概要: 
このたびVCASIでは、新たにフェローに加わっていただいた安田洋祐氏(政策研究大学院大学)らを中心に「学校選択制デザインプロジェクト」(SchoolChoiceDesignProject)を立ち上げ、地方自治体と連携しつつメカニズムデザイン理論などの理論的裏付けに基づく学校選択制についての現状分析および政策提言を行なっていくことになりました。
この研究会では、メカニズムデザイン理論やマッチング理論の学校選択制への応用に関する最新の学術論文の輪読を通じ実際に全国各地で導入が進められている学校選択制について現状分析や政策提言を行なっていく上でのひとつの理論的基礎を身につけると同時に、必要に応じてそれらの理論に基づくアプローチの限界や補完的アプローチの可能性について検討することを目指しています。
第1回目研究会の今回は以下の文献に関する報告を行います。
  1. A Abdulkadiroglu and T Sonmez. (2003). "School Choice: A Mechanism Design Approach." American Economic Review.
  2. Y Chen and T Sönmez. (2006). "School Choice: An Experimental Study."Journal of Economic Theory.
  3. J Pais and Á Pintér. (2008). "School Choice and Information: An Experimental Study on Matching Mechanisms." Games and Economic Behavior.

内外の実務家、研究者、学生の皆様のご参加を広く歓迎いたしますので、参加を希望する方は下記のアドレスへメールをお送りください。

event_at_vcasi.org

なお、学校選択制デザインプロジェクトの詳細や連続研究会の他の日程については学校選択制デザインプロジェクトウェブサイトでご確認ください。

First Name(English): 
Kazuhiro
Last Name(English): 
Taniguchi

 

Speciality: 

戦略経営論,制度経済学

Interests: 

比較コーポレート・ガバナンス,認知と行動,企業の境界と組織アーキテクチャ,比較制度分析

Recent Thoughts: 
企業を理解するうえで,「戦略」「組織」そして「ガバナンス」がカギだと考えている。そして,これらの企業制度を理解するには,経営者のビジョンや戦略的意思決定,企業を構成するステイクホルダーの相互作用のパターン,そして組織のなかで開発・蓄積されたケイパビリティに焦点をあてなければならないだろう。比較制度分析の方法を「超ミクロ的」に応用するとともに,事例研究やテキスト・マイニングなどの力を借用しながら,株式会社のガバナンス・システムの多様性,企業における個人の認知と行動,そして企業の境界と組織アーキテクチャの変化といった一連の問題に取り組んでみたいと思っている。
Recent Works: 
Affiliation: 
慶應義塾大学

第6回VCASIセミナー『社会科学における実験という方法』

日時: 
2008年11月4日(火)18時から
場所: 
日本財団ビル3階A会議室
発表者: 
塩沢由典氏(複雑系経済学、進化経済学/中央大学)
コーディネーター: 
川越敏司氏(はこだて未来大学;VCASIフェロー)
概要: 
塩沢先生は研究活動を数学から経済学へ転向されて以来、線形経済学(特にスラッファ)や複雑系科学、進化経済学の研究に従事され、限定合理性概念について早くから提唱してこられた。また大阪市立大学大学院創造都市研究科研究科長に着任される前後に、ベンチャー企業や都市開発などの実践にも関わってこられた一方で、情報工学の研究者と共に、先物市場のシミュレーションであるU-martシステムの開発を行い、市場シミュレーションの研究にも関わってこられた。今回のセミナーではこうした先生のご経歴を背景にして、社会科学における実験手法についての概観を与えるような報告をお願いしました。

参加を希望する方は下記のアドレスへメールをお送りください。
                 event_at_vcasi.org

 

Author(s): 
Fuhito Kojima and Mihai Manea
Date: 
Tue, 2008-09-02
Abstract: 
In the random assignment problem, the probabilistic serial mechanism (Bogomolnaia and Moulin 2001) is ordinally e±cient and envy-free, but not strategy-proof. However, we show that agents have incentives to state their ordinal preferences truth-fully when the market is su±ciently large. Given a fixed set of object types and an agent with a fixed expected utility function over these objects, if the number of copies of each object type is su±ciently large, then truthful reporting of ordinal preferences is a weakly dominant strategy for the agent (for any set of other participating agents and their possible preferences). The better e±ciency and fairness properties of the prob-abilistic serial mechanism, together with the non-manipulability property we discover, support its implementation in many circumstances instead of the popular random serial dictatorship.
Author(s): 
John William Hatfield and Fuhito Kojima
Date: 
Wed, 2008-09-17
Abstract: 
We consider the matching with contracts framework of Hatfield and Milgrom (2005), and we introduce new concepts of bilateral and unilateral substitutes. We show that bilateral substitutes is a sufficient condition for the existence of a stable allocation in this framework. However, the set of stable allocations does not form a lattice under this condition, and there does not necessarily exist a doctor-optimal stable allocation. Under a slightly stronger condition, unilateral substitutes, the set of stable allocations still does not necessarily form a lattice with respect to doctors' preferences, but there does exist a doctor-optimal stable allocation, and other key results such as incentive compatibility and the rural hospitals theorem are recovered.
First Name(English): 
Fuhito
Last Name(English): 
Kojima
Speciality: 

ゲーム理論、マーケットデザイン

Interests: 

マッチング、学校選択制度、投票行動

Recent Thoughts: 

専門はゲーム理論、特にマッチング・マーケットデザインです。マーケットデザインは近年急速に発展した経済学やコンピュータサイエンスなどの学際分野で、研修医マッチング、臓器交換プログラム、学校選択制度の設計などへ応用されています。これまでの研究で、これらのマーケットに実際に使われている制度や新しく提案された制度のかどのように働くかを解明することに一定の成果を挙げてきました。最近では学校選択制度などに応用可能な新しい制度を設計することを目指して研究を進めています。

Publications: 
  • Asymptotic Equivalence of Probabilistic Serial and Random Priority Mechanisms (2008), with Yeon-Koo Che, forthcoming, Econometrica.
  • Incentives and Stability in Large Two-Sided Matching Markets (2009), with Parag A. Pathak, American Economic Review 99, pp 608–27.
  • Axioms for Deferred Acceptance (2007), with Mihai Manea, forthcoming, Econometrica
Recent Works: 
  • Incentives in the Probabilistic Serial Mechanism (2007), with Mihai Manea, forthcoming, Journal of Economic Theory Substitutes and Stability for Matching with Contracts (2007), with John William Hatfield, forthcoming, Journal of Economic Theory
  •  Implementing Random Assignments: A Generalization of the Birkhoff-von Neumann Theorem (2009), with Eric Budish, Yeon-Koo Che, and Paul Milgrom
  • The `Boston' School Choice Mechanism (2010), with M. Utku Ünver
Affiliation: 
スタンフォード大学経済学部
First Name(English): 
Yosuke
Last Name(English): 
Yasuda

 

Speciality: 

ゲーム理論、ミクロ経済学

Interests: 

マーケット・デザイン、繰り返しゲーム、電子マネーのミクロ経済分析

Recent Thoughts: 

<!--[if gte mso 9]> Normal 0 0 2 false false false EN-US JA X-NONE MicrosoftInternetExplorer4 <![endif]--><!--[if gte mso 9]> <![endif]--><!--[if gte mso 10]> <![endif]--> <!--[if gte mso 9]> Normal 0 0 2 false false false EN-US JA X-NONE MicrosoftInternetExplorer4 <![endif]--><!--[if gte mso 9]> <![endif]--><!--[if gte mso 10]> <![endif]-->マーケット・デザインは経済学において近年注目を集めている新しい分野である。理想的な市場制度の持つ望ましい性質の解明に明け暮れた従来の経済学とは対照的に、マーケット・デザインでは「市場の失敗を克服してどのように市場を改善・設計すればよいか?」という具体的な処方箋を探求する。理論的に望ましいとされるライセンス・オークションや学校選択制度の研究等を通じてこの分野への学術的な貢献を行うとともに、将来的にはそこで得られた知見を現実の制度設計へ還元したいと考えている。

Publications: 
  • 『オークションによる最適参入規制―最適参入オークションの理論』社会科学研究,第55巻,第3・4合併号, pp121-138, 2004.
  • 『学校選択制のデザイン ゲーム理論アプローチ』(編著、NTT出版), 2010.
  • 電子マネーとポイントカードのスイッチングコスト分析, オペレーションズ・リサーチ, vol.55(1): 19-24, 2010.
Recent Works: 
  • Resolving Conflicting Preferences in School Choice: "Boston"Mechanism Reconsidered (with Atila Abdulkadiroglu and Yeon-Koo Che)forthcoming, American Economic Review.
  • Expanding "Choice" in School Choice (with Atila Abdulkadiroglu and Yeon-Koo Che) mimeo.
  • Understanding Stable Matchings: A Non-Cooperative Approach (with Michihiro Kandori and Fuhito Kojima) mimeo.
Affiliation: 
政策研究大学院大学
First Name(English): 
Kiichiro
Last Name(English): 
Yagi
Speciality: 

経済思想史、社会経済学

Interests: 

意図されざる社会的帰結と制度形成、市民社会とガバナンス論、近代日本の経済思想、欧州統合と東アジアの地域主義

Recent Thoughts: 

制度という概念の意味を知ったのは学生時代の文化人類学の授業だった。インセスト・タブーのような制度が動物 の集団と人間の社会を分けるもののように思えたからだ。その後、レヴィ・ストロースの構造人類学に触れて、そのようなタブーが、女性の(あるいは男性の) 交換体系の反映であると同時に、そうした交換体系を成立させているルールであるという見方を知った。ミクロの関係を律するルールは、それだけでは説明され ず、それが可能にするシステムによって説明されることになる。しかし、そのようなタブーが破られ、システムが再編されることもありうるのである。レヴィ・ ストロースの神話論では、そうした構造の変換・変容が論じられている。ここでも行為者の意識=表象とその行為の効果とのあいだにはズレがある。制度経済学 においては、構造の変容過程におけるこうした意識と効果のズレをどのように取り扱うべきなのだろうか。

Publications: 
  • 『近代日本の社会経済学』筑摩書房、1999年
  • 『ウィーンの経済思想』ミネルヴァ書房、2004年
  • 『社会経済学-資本主義を知る』名古屋大学出版会、2006年
Recent Works: 
Affiliation: 
摂南大学 経済学部
First Name(English): 
Kotaro
Last Name(English): 
Tsuru
Speciality: 

経済学

Interests: 

比較制度分析、政治経済学、法と経済学などを包含した「組織と制度の経済学」に基づいた経済システムの分析・研究

Recent Thoughts: 

民間の自発的秩序(private order)=「ソフトな制度」と規制・法制度といった公的秩序(public order)=「ハードな制度」の相互連関が制度変化全体にどのような影響を及ぼすのか、また、その改革へのインプリケーション何かに興味を持っています (拙著、「日本の経済システム改革」ご参照ください)。具体的には、企業買収などのコーポレート・ガバナンスや労働市場制度改革などへの応用に取り組んでいます。

Publications: 
  • 「労働市場制度改革:日本の働き方をいかに変えるか」、日本評論社、2009(樋口美雄氏、水町勇一郎氏と共編)
  • 「信用金庫の合併」、「金融経済研究」第28号、2009(坂井功治氏、細野薫氏との共著)
  •   『日本の経済システム改革 ―「失われた15年」を超えて』、日本経済新聞社、2006
  • "Japanese corporate governance in transition", Seoul Journal of Economics, Vol. 13, No. 3: 253-278, 2000 Fall
Recent Works: 
  • 「企業のパフォーマンスは合併によって向上するのか」(滝澤美帆氏、細野薫氏と共著)
  • “Merger, Innovation and Productivity: Evidence from Japanese Manufacturing Firms” (滝澤美帆氏、細野薫氏と共著)
  • 買収防衛策導入の動機―経営保身仮説の検証―」、RIETI Discussion Paper No. 07-J-033、2007年08月(滝澤美帆氏、細野薫氏と共著)
  • Consolidation of Banks in Japan: Causes and Consequences”(K. Hosono 、K. Sakaiと共著、NBER WP No.13999、http://www.nber.org/papers/w13399)
Affiliation: 
独立行政法人経済産業研究所、慶應義塾大学
First Name(English): 
Hirokazu
Last Name(English): 
Takizawa
Speciality: 

経済学

Interests: 

比較制度分析,社会規範,言語哲学,プラグマティズム

Recent Thoughts: 

われわれの作る制度は,ある程度固定的な「仕切り」を設けてコーディネーション・コストを低くしている一方で,つねにある程度の仕切り横断的なコーディネー ションやコミュニケーションを許容して,仕切りを自己修正するメカニズムを備えており,それによって制度進化のダイナミズムを保持しているように思われ る.この一般的なスキーマが持つロジックの含意をどのように具体的な分析に結びつけていったらよいかを考えている.

Publications: 
  • Aoki, M. and H. Takizawa (2002), "Information, Incentives, and Option Value: The Silicon Valley Model," Journal of Comparative Economics, Vol. 30, pp.759-786.
  • Takizawa, H. (2003), "Property Rights and the New Institutional Arrangement for Product Innovation in Silicon Valley," in Laixiang Sun, ed., Ownership and Governance of Enterprises: Recent Innovative Developments, Palgrave/Macmillan.
  • Kawagoe, T. and H. Takizawa (2008), “Equilibrium Refinement vs. Level-k Analysis: An Experimental Study of Cheap-talk Games with Private Information,” forthcoming in Games and Economic Behavior.
  • 奥野正寛・瀧澤弘和・渡邊泰典(2007),「人工物の複雑化と製品アーキテクチャ」,『経済学論集』,第73巻,第3号,pp.103-129,東京大学経済学会.
Affiliation: 
中央大学、東京財団
First Name(English): 
Tatsuyoshi
Last Name(English): 
Saijo
Speciality: 

制度設計工学,実験社会科学

Interests: 

日本人はいじわるがお好き?,温暖化対策の制度設計,公共財供給の理論と実験,オークションにおけるスパイト行動,fMRIによる人間行動分析

Recent Thoughts: 

20世紀は、人間行動という多次元(無限次元?)物体とそれらの連関を、たとえば経済学はインセンティブ、心理学はイモーション、社会学はノルム、政治学はパワーなどという分野固有の概念を軸に眺めてきた時代だったのではないのでしょうか。ところが、20世紀の後半から今世紀のはじめにかけて、私たちは分野固有の「刀」では、人間行動をうまく記述・分析できないことに気づき始めています。温暖化を含めて激変する自然・社会環境の中で機能する制度設計の基礎となる人間行動分析の新たなアプローチを模索しはじめているところです。

Publications: 
  • Saijo, T., T. Sjostrom, and T. Yamato, "Secure Implementation," Theoretical Economics, Vol. 2(3), pp. 203-229, 2007.
  • Aoki, K., Y. Ohtsubo, A. Rapoport, and T. Saijo, "Effects of Prior Investment and Personal Responsibility in a Simple Network Game," Current Research in Social Psychology (Vol. 13, No. 2), p10-21, 2007.
  • 「脳を活かす」研究会編『ブレイン・デコーディング:脳情報を読む』(西條辰義・伊佐正・川人光男監修)オーム社,2007年
Recent Works: 
  • Shen, J., and T. Saijo, "Reexamining the Relations between Socio-demographic Characteristics and Individual Environmental Concern: Evidence from Shanghai Data," forthcoming in Journal of Environmental Psychology.
  • Saijo, T., "Spiteful Behavior in Voluntary Contribution Mechanism Experiments," forthcoming in Handbook of Experimental Results, Eds., Charles Plott and Vernon Smith.
  • Konow, J., T. Saijo, and K. Akai, “Morals and Mores?: Experimental Evidence on Equity and Equality from the US and Japan,” mimeo., December 2007.
Affiliation: 
大阪大学社会経済研究所、大阪大学サステイナビリティサイエンス研究機構
First Name(English): 
Tetsuji
Last Name(English): 
Okazaki

 

Speciality: 

経済史

Interests: 

制度と組織の経済史、比較制度分析、経済開発

Recent Thoughts: 

経済において制度と組織がどのように機能し、またどのように変化するかを、長期の歴史的パースペクティブから理解することを目標として研究している。特に制度変化において、個々の企業・人間の行動属性変化と行動属性別の(企業)人口構成変化が、それぞれどのような役割を担うか、という進化的な視点からの分析に関心を持っている。

Publications: 
  • Yasushi Hamao, Takeo Hoshi and Tetsuji Okazaki, “Listing Policy and Development of the Tokyo Stock Exchange in the Pre-War Period” in Takatoshi Ito and Andrew Rose eds. Financial Sector Development in the Pacific Rim. Chicago, IL: University of Chicago Press, pp.51-87, 2009.
  • Tetsuji Okazaki, Michiru Sawada and Ke Wang, “Fall of 'Organ Bank' Relationship over Bank Failure and Consolidation Wave: Experience in Prewar Japan,” Corporate Ownership and Control 4(4): 20-29, 2007
  • Tetsuji Okazaki and Michiru Sawada, “Effects of a Bank Consolidation Promotion Policy: Evaluating the 1927 Bank Law in Japan,” Financial History Review, 14(1): 29-61, 2007
  • Tetsuji Okazaki, "Micro-aspects of Monetary Policy: Lender of Last Resort and Selection of Banks in Pre-war Japan," Explorations in Economic History, 44: 657-679, 2007
  • Tetsuji Okazaki, "‘Voice’ and 'Exit' in Japanese Firms during the Second World War: Sanpo Revisited,"Economic History Review, 59(2): 374-395, 2006
  • Tetsuji Okazaki, Michiru Sawada and Kazuki Yokoyama, "Measuring the Extent and Implications of Director Interlocking in the Prewar Japanese Banking Industry," Journal of Economic History, 65(4): 1082-1115, 2005
  • Tetsuji Okazaki eds., Production Organizations in Japanese Economic Development, London: Rout ledge, 2007
  • Tetsuji Okazaki and Masahiro Okuno-Fujiwara eds., Japanese Economic System and Its Historical Origins, New York: Oxford University Press, 1999
  • 岡崎哲二『日本の工業化と鉄鋼産業-経済発展の比較制度分析』東京大学出版会、1993年
  • 岡崎哲二・奥野正寛編『現代日本経済システムの源流』日本経済新聞社、1993年
  • 岡崎哲二『江戸の市場経済-歴史制度分析から見た株仲間』講談社、1999年
  • 岡崎哲二編『取引制度の経済史』東京大学出版会、2001年
  • 岡崎哲二編『生産組織の経済史』東京大学出版会、2005年
  • 岡崎哲二『コア・テキスト 経済史』新世社、2005年
Recent Works: 
  • Yutaka Arimoto, Kentaro Nakajima and Tetsuji Okazaki, Aglomeration or Selection ?: The Case of the Japanese Silk-reeling Industry, 1909-1916, RIETI Discussion Paper, 10E-003
  • Tetsuji Okazaki , “Supplier Networks and "Supplier Networks and Aircraft Production in Wartime Japan, " CIRJE Discussion Paper F-605, Faculty of Economics, The University of Tokyo F-566
  • Tetsuji Okazaki and Michiru Sawada, "Interbank Networks in Pre-war Japan: Structure and Implications" CIRJE Discussion Paper F-605, Faculty of Economics, The University of Tokyo
  • Tetsuji Okazaki, Asuka Imaizumi, Kaori Ito, "Impact of Natural Disasters on Industrial Agglomeration: A Case of the 1923 Great Kanto Earthquake" CIRJE Discussion Paper F-605, Faculty of Economics, The University of Tokyo F-602
  • Kozo Kiyota and Testuji Okazaki, "Industrial Policy Cuts Two Ways: Evidence from Cotton Spinning Firms in Japan, 1956-1964" forthcoming in Journal of Law and Economics
  • Tetsuji Okazaki, "Industrial Development, Firm Dynamics and Patterns of Productivity Growth: The Case of the Cotton Spinning Industry in Prewar Japan, 1894-1924" CIRJE Discussion Paper F-605, Faculty of Economics, The University of Tokyo F-562
  • Yutaka Arimoto, Tetsuji Okazaki and Masaki Nakabayashi, "Agrarian Land Tenancy in Prewar Japan: Contract Choice and Implications on Productivity” CIRJE Discussion Paper F-549, Faculty of Economics, The University of Tokyo, forthcoming in Developing Economies
  • Masaki Nakabayashi and Tetsuji Okazaki, "Role of Courts in Economic Development: A Case of Prewar Japan," CIRJE Discussion Paper F-517, Faculty of Economics, The University of Tokyo
  • "Economic Development, Income Inequality and Social Stability in Prewar Japan: A Prefecture-level Analysis," CIRJE Discussion Paper F-500, Faculty of Economics, The University of Tokyo
  • Tetsuji Okazaki, "Selection and Imitation in Institutional Evolution: Analysis of Institutional Change in Japan, 1960-1999", CIRJE Discussion Paper F-256, Faculty of Economics, The University of Tokyo
  • アブナー・グライフ『比較歴史制度分析』(岡崎哲二・神取道宏 監訳)NTT出版、2009年
Affiliation: 
東京大学
First Name(English): 
Masaki
Last Name(English): 
Nakabayashi
Speciality: 

経済史,経営史

Interests: 

比較制度分析、市場における取引統治の歴史的変化、生産組織の歴史的変化

Recent Thoughts: 

世界恐慌という手ひどい「市場の失敗」を受けて、アメリカを筆頭とする先進国の政府は、証券市場や金融市場、そして財市場に透明なルールを張り巡らし、情報の非対称から生ずる「市場の失敗」を抑え込む努力を営々と積み重ねてきました。その透明なルールの支配的な市場における効率的な価格形成が、単なる商取引の拡大だけでなく、生産活動における技術革新を加速してきたことに疑いの余地はないと思います。しかし、同時に、既成の公的ルールの外側にあるリスクを金融派生商品として商品化し、店頭取引(Over-The-Counter)網を通じて新たな市場を創り出す営みも絶えることがありません。「証券化」を筆頭に、商取引の市場そのものを拡げてゆく、そのような動きが経済成長に貢献してきたことも否定できないでしょう。一方、2008年初現在、そうした商品のひとつであったサブプライムローンの引き起こした問題に対応して、先進国の金融当局は、OTC取引に対しても透明なルールの適用を拡げていく道を模索し始めているようです。実は、このような、新しい財やサービスの取引の出現と、その取引に透明なルールをかぶせて統治しようとする政府のせめぎ合いは、近世期以来、常に繰り返されてきました。そのせめぎ合いのそれぞれの局面が、経済発展のどの側面を促進してきたのか、歴史的に考えてみたいと思っています。

Publications: 
  • 中林真幸『近代資本主義の組織―製糸業の発展における取引の統治と生産の構造―』、東京大学出版会、2003年
Recent Works: 
  • 中林真幸/石黒真吾編『比較制度分析・入門』、有斐閣、近刊
Affiliation: 
東京大学社会科学研究所
First Name(English): 
Hideaki
Last Name(English): 
Miyajima
Speciality: 

日本経済論, 日本経済歴史

Interests: 

企業統治と企業金融、日本型企業システムの歴史的進化、経済発展とM&A

Recent Thoughts: 

日本企業がどこに向かうのか。とくに、外部投資家との関係では資本市場による役割が大きく上昇する一方、企業内部の組織はいぜん日本型モデルの特徴を維持す るという意味で、ハイブリッドな性格を持ち始めた日本企業の進化の方向やそのガバンナンスのメカニズムを考えています。近年、持合の「復活」が指摘されて いますが、日本企業の間にどのような株式所有構造が定着していくのか、メインバンクが後退した後、状態依存型ガバナンスはどのような形をとるのか、事業 ポートフォリオ・分権化・企業統治の相互関係はいかに理解できるか、自律的ガバナンス・内部ガバナンスの条件としての企業間競争の役割、などがいま検討を 要する焦点ではないでしょうか。VCASIの場を借りてこうした点に関して議論できればと期待しています。

Publications: 
  • Kikkawa, Hikino and Miyajima, ”Policies for Competitiveness: Comparing Business-Government Relationships in the Golden Age of Capitalism”, Oxford University, 1999. "Japan's Banking Crisis: An Event Study Perspective"Journal of Banking and Finance, vol.31, pp.2866-2885 (with Yisahy Yafeh).
  • 『産業政策と企業統治の経済史:日本経済発展のミクロ分析』有斐閣、2004年
  • 宮島英昭編『日本のM&A 企業統治・組織効率・企業価値へのインパクト』東洋経済新報社、2007年
  • Aoki, Jackson and Miyajima ”Corporate Governance in Japan: Institutional Change and Organizational Diversity”, Oxford University Press, 2007. The Evolution of Ownership Structure: the curious case in Japan (with Julian Franks and Colin Mayer)、2007
Recent Works: 
  • 『企業統治分析のフロンティア』早稲田大学21世紀COE叢書「企業社会の変容と法創造」第8巻、日本評論社、2008年
  • 『日本の企業統治:その進化と世界経済危機のインパクト』、東洋経済新報社
Affiliation: 
早稲田大学商学学術院、早稲田大学高等研究所
First Name(English): 
Akihiko
Last Name(English): 
Matsui
Speciality: 

ゲーム理論、経済学

Interests: 

社会的障害、慣習と規範、帰納論的ゲーム理論

Recent Thoughts: 

人々は経験から社会像を創る。この営みは、人間を動物か ら区別するために必要なものであると同時に、さまざまな偏見を生み出す源泉ともなっている。この問題を理論面からは帰納論的ゲーム理論の構築を通じて読み 解き、現実面・応用面からは社会的障害(Disability)の研究を通じて読み解き、さらに両者を統合していくことで、新しい分野を創設したい。

Publications: 
  • 慣習と規範の経済学、東洋経済新報社、2002年
  • "Cheap-Talk and Cooperation in a Society," Journal of Economic Theory, vol.54, pp.245-258, 1991.
  • "Inductive Game Theory: Discrimination and Prejudices," Journal of Public Economic Theory, vol.1, pp.101-137, 1999 (with M. Kaneko).
Recent Works: 
  • 向こう岸の市場(アゴラ)、勁草書房、2007年7月
  • “A Theory of Man that Creates the World,” mimeo.
  • “Abductive Inference in Game Theory,”(with T. Shimizu) mimeo.
Affiliation: 
東京大学
First Name(English): 
Keiichiro
Last Name(English): 
Kobayashi
Speciality: 

マクロ経済学(理論)

Interests: 

担保制約と景気循環、金融危機、産業構造変化と所得格差

Recent Thoughts: 
  1. 経済システムの自己言及性
    たとえば、企業の株式を(金融機関を経由して)他の企業が保有するという構造は、現実の経済でよく見られる現象だが、自己言及性の一例と考えることもできる(企業が企業を保有する)。企業の株式が運転資金借り入れの担保として機能する経済では、企業の自己保有構造があると、均衡が連続無限になるなど、面白い現象が発生する。
  2. ストック変数からフロー変数への働きかけ
    不良債権(ストック変数)が、生産(フロー変数)を悪化させるような現象に関心がある。産業構造変化(製造業からサービス業へ)もストック変数の変化とも言えるが、それが賃金所得(フロー変数)の分散を広げる、というようなことが考えられないか、検討中。

 

Publications: 
  • Kobayashi, Keiichiro, “Payment uncertainty, the Division of Labor, and Productivity Declines in Great Depressions.” Review of Economic Dynamics, Vol. 9, No. 4, pp. 715—741, October, 2006.
  • Kobayashi, Keiichiro, "Forbearance Impedes Confidence Recovery," Journal of Macroeconomics (2007) 29(1): 178-188.
  • Kobayashi, Keiichiro, and Masaru Inaba, "Business Cycle Accounting for the Japanese Economy," Japan and the World Economy (2006) 18(4): 418-440.
Recent Works: 
  • Kobayashi, Keiichiro. (2007). ``Payment Uncertainty and the Productivity Slowdown.’’ Macroeconomic Dynamics. April 2007; 11(2): 231-48.
  • Kobayashi, Keiichiro, Kengo Nutahara (2007). ``Collateralized capital and news-driven cycles.’’ Economics Bulletin, vol. 5(18), pages 1-9.
  • Kobayashi, Keiichiro, and Masaru Inaba, “Debt-Ridden Equilibria – A simple theory of Great Depressions,”RIETI Discussion Paper Series 07-E-035.
Affiliation: 
独立行政法人経済産業研究所
First Name(English): 
Takenori
Last Name(English): 
Inoki
Speciality: 

経済学

Interests: 

労働経済学、デモクラシーと市場、公と私の問題

Recent Thoughts: 
  1. 社会科学における「ミクロの行動原理」と「マクロの集計的な現象」の関係について、その相反関係、社会秩序の形成と崩壊の論理構造に関心を持っている。
  2. デモクラシーのもとにおいて、中間的な組織の果たす役割と秩序形成にとってのプラス要因とマイナス要因。
  3. 「公」と「私」という概念は歴史的に、古今東西いかなる生成のプロセスを持つのか?それはどのような社会的な条件によって制約され、規定されているのか?
  4. モデル分析の有効性とストーリー・テリングの役割について、文学と社会科学の分業と協業関係を具体的に取り上げながら考えたい。
Publications: 
  • Aspects of German Peasant Emigration to the U.S.: 1815-1914, Arno Press, N.Y. 1981.
  • Skill Formation in Japan and Southeast Asia (co-authored with K. Koike), Univ. of Tokyo Press, 1991.
  • 『経済思想』(モダン・エコノミックス24、岩波書店、1987年) (ハングル版 Chajak Academy Publishers, 1996年).(中国語版[金洪云・洪振叉峰訳]、三朕書店、2005年)
  • 『自由と秩序―競争社会の二つの顔』(中央公論新社、2001年)
  • 『経済成長の果実』(『日本の近代』第7巻、中央公論新社、2000年)
Recent Works: 
  • 戦間期日本の社会集団とネットワーク デモクラシーと中間団体』(編著)(NTT出版、2008年)
  • ”Two or three problems concerning social stability and our measures of welfare: What can economists learn from other social sciences?”, The Japanese Economic Review, Vol. 59, No. 1, March 2008.
  • ”New technology and demand for educated workers: The experience of Japanese manufacturing in the era of high-speed growth”, Journal of the Japanese and International Economics, 20, (joint with Y. Ueshima and T. Funaba), 2006.
  • 『文芸にあらわれた日本の近代―社会科学と文学のあいだ』(有斐閣、2004年).
  • 『高度成長』(『日本経済史8』安場保吉氏と共編著、岩波書店、1989年) (中国語版、三朕書店、1997年、英語版 Oxford U.P.より準備中).
Affiliation: 
国際日本文化研究センター
First Name(English): 
Kazuhito
Last Name(English): 
Ikeo
Speciality: 

経済学

Interests: 

日本経済、比較金融システム論、企業統治

Recent Thoughts: 

2008年度は、久々のサバティカル(特別研究期間)だったが、春にはちょっとした騒動に巻き込まれ、夏からは金融・経済危機が本格化してきたので、当初の予定は全く反故にせざるを得なくなった。経済危機が起こると、It's interesting time. (Richard Levin)という感じで、経済学者は総じて高揚した気分になるようだ。私もその例外ではなかったが、高揚した米国の経済学者達はめざましいスピードで質の高い分析成果を膨大に積み上げている。それに対して、日本では「市場原理主義は間違っていた」とか「米国型強欲資本主義は終焉した」とかいった雑ぱくな議論しかなく、こんなことではますます知的に後れをとるだけだという危機感を感じた。こうした高揚感と危機感から、池田信夫さんに手伝ってもらって1つ本を出版した。結局、これだけがサバティカルの成果になった。

Publications: 
  • 『なぜ世界は不況に陥ったのか』(池田信夫と共著)日経BP社、2009年
  • 『開発主義の暴走と保身 - 金融システムと平成経済』NTT出版、2006年
  • 『銀行はなぜ変われないのか - 日本経済の隘路』中央公論新社、2003年
Recent Works: 

『現代の金融入門』(ちくま新書)改訂

Affiliation: 
慶應義塾大学
First Name(English): 
Takashi
Last Name(English): 
Hashimoto
Speciality: 

複雑系,進化言語学,知識科学,人工生命,進化経済学

Interests: 

ルールダイナミクス、制度の生成・維持・変化のダイナミクス、言語の起源と進化,生物進化・個体学習・社会学習の相互作用

Recent Thoughts: 

複雑な制度を作り、それに従い、そして、変えていくというのは、社会的な生物であり高い適応能力を持つヒト特有の性質であろう。このような性質自体の進化と、その性質の上に作られる制度の進化を統一的に考えられないだろうか。ここで鍵になる概念は、「ルールに則った行動がルール自体を変えていく」という「ルールダイナミクス」です。これは、制度の形成・維持・変化などの文化進化や、進化・発達といった生物学的行動の変化まで、いろいろなダイナミクスへの視点になるのではないだろうか。最近、「公共心」と「好奇心」がヒトが進化の結果たどり着いた擬合理装置的特徴かも知れないと思っている。この二つをベースにしたルールダイナミクスにより、制度や言語の起源・進化のダイナミクスを描き出す、というのを当面の夢としておこう。

Publications: 
  • 瀬名秀明,橋本敬,梅田聡,『境界知のダイナミズム』岩波書店(2006)
  • Takashi Hashimoto, Evolutionary linguistics and evolutionary economics, Evolutionary and Institutional Economics Review , 3(1), 27-46, (2006)
  • Takashi Hashimoto, The constructive approach to the dynamic view of language, In: Simulating the Evolution of Language, Angelo Cangelosi and Domenico Parisi (Eds.), Springer Verlag, pp.307-324 (2001)
Recent Works: 
  • Takashi Hashimoto, et al., Evolutionary constructive approach for studying dynamic complex systems, To appear in: Recent Advances in Modelling and Simulation, Aleksandar Lazinica (Ed.), pp. 111-136, I-Tech Books, 2008
  • Takashi Hashimoto and Masaya Nakatsuka, Cognitive modeling of grammaticalization – what cognitive tendencies do bring unidirectional meaning change? (仮題),in preparation
  • 橋本敬,冨士本大哲,語ることについて,「こころのたねとして」~記憶と社会をつなぐアートプロジェクト~,岩淵拓郎,原口剛,上田假奈代(編),pp. 148-159,特定非営利活動法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)
Affiliation: 
北陸先端科学技術大学院大学
First Name(English): 
Masahiko
Last Name(English): 
Aoki

 

Speciality: 

比較制度分析

Interests: 

ゲーム理論的概念枠組みを用いた社会科学統合の方法論、組織におけるグループレベル認知構造とガバンナンスの間の補完性

Recent Thoughts: 

文化、社会規範や習慣、国家、市場、組織などの諸制度を、人々が利得と考えるもの、相互作用のモードなどによって区別されたさまざまなドメインにおけるゲームの均衡の要約表現=共同予想として概念化し、それらの間の相互関連性の論理構造に関心を持っています。さらには、そうした均衡が成立、進化するための条件として、公的なindicators、ひとびとの間の認知の構造のあいだの関連性、知識の集団的集積としての文化などの役割についても考えたいと思っています。

Publications: 
Recent Works: 
Affiliation: 
スタンフォード大学、東京財団、一橋大学