Language: 日本語 English

脳科学

Author(s): 
Carsten Herrmann-Pillath and Ivan Boldyrev(岡本裕一朗・瀧澤弘和訳)
ISBN: 
475712340X
 
Published Date: 
Fri, 2017-06-16
Publisher: 
NTT出版
Abstract: 
 
Field Body: 
 

南本敬史氏「脳はいかにモチベーションをコントロールしているか?」(第35回VCASIセミナー)

日時: 
2010年2月17日(木)17:00-
場所: 
日本財団ビル3階A会議室(http://www.vcasi.org/access.html)
発表者: 
南本敬史氏(脳神経科学/http://researchmap.jp/minamoto//放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター)
概要: 
モチベーションが高いと,同じ行動でも早く正確になるように,モチベーションは我々の行動を司る重要な脳プロセスである.モチベーションがいかに制御されているかを知ることは,生命の原理を探る上でも,我々の社会生活を豊かにする上でも非常に重要であると考える.我々は,動物の報酬獲得行動のモチベーションが,①予測される報酬,②その報酬を欲する程度,の2要因で正確にコントロールされていることを見いだし,その脳メカニズムを探ってきた.また,最近はうつなど動機づけの障害のメカニズムについても研究を進めており,これらの取り組みについて併せて紹介する.
 
ビデオあり: 
no

高橋英彦氏「意思決定にかかわる社会的情動の神経基盤」(第34回VCASIセミナー)

日時: 
2011年1月28日(金)17:00
場所: 
日本財団ビル3階A会議室(http://www.vcasi.org/access.html)
発表者: 
高橋英彦氏(京都大学大学院医学研究科)
概要: 
伝統的な経済理論ではプレーヤーは合理的で個人の効用を最大となるように振る舞うものと想定されてきたが、実社会の人間の行動の中には、必ずしも合理的とは言えない意思決定が少なからず存在する。それらの意志決定に深く影響しているのが情動と考えられる。筆者は、特に社会的場面で生じる社会的情動の神経基盤を機能的MRIをい用いて検討してきた。また、最近は、その分子基盤を明らかにするため分子イメージング技術も利用しており、最近の知見も併せて紹介したい。
 
ビデオあり: 
no
Author(s): 
川人 光男 (著), 山岸 俊男 (著), 唐津 治夢 (著), 大隅 典子 (著), 武田計測先端知財団 (編集)
ISBN: 
4759803874
 
Published Date: 
Wed, 2010-09-01
Publisher: 
ケイディーネオブック
Abstract: 
脳科学や社会科学の最先端では、どのような研究が進められ、社会への応用はどのように進んでいるのか?そこから見えてくる脳に関する「確からしいこと」は何だろうか。 
Field Body: 
 
First Name(English): 
Naoki
Last Name(English): 
Masuda

 

Speciality: 

複雑ネットワーク,数理生物学,脳の理論

Interests: 

感染ダイナミクス,協力行動の進化,集団意見形成,神経経済学

Recent Thoughts: 

複雑ネットワークと脳は,一見関係ない研究テーマであり,関連をさほど意識しないで研究している.ただ,人の社会は複雑なネットワークを成し,脳が社会的な行動を生み出す,ということで,大きな目標としては,人の社会行動の理解や何らかの意味での応用を目指したい.直接関係しない論文を書いているときも,私なりに人の社会行動の理解へと向かっているつもりである.

Publications: 
  • 増田 直紀, 今野 紀雄. 複雑ネットワークの科学. 産業図書 (2005).
  • N. Masuda. Participation costs dismiss the advantage of heterogeneous networks in evolution of cooperation. Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences, 274, 1815-1821 (2007).
  • N. Masuda, B. Doiron. Gamma oscillations of spiking neural populations enhance signal discrimination. PLoS Computational Biology, 3, e236, 2348-2355 (2007).
  • 増田 直紀, 今野 紀雄. 複雑ネットワーク―基礎から応用まで. 近代科学社(2010)
Recent Works: 
  • N. Masuda, H. Ohtsuki. A theoretical analysis of temporal difference learning in the iterated Prisoner's Dilemma game. Bulletin of Mathematical Biology, 71, 1818-1850 (2009).
  • N. Masuda. Immunization of networks with community structure. New Journal of Physics, 11, 123018 (2009).
  • N. Masuda, Y. Kawamura, H. Kori. Collective fluctuations in networks of noisy components. Preprint: arXiv:0911.5013
Affiliation: 
東京大学 大学院情報理工学系研究科

VCASI公開研究会「社会のルールについてV: 社会と個人の相互性への実験的アプローチ」

日時: 
2010/3/31(水) 13:00-
場所: 
日本財団ビル3階A会議室
発表者: 
青木昌彦
山岸俊男
金子守
藤井直敬
概要: 
2010年3月31日、VCASIは公開研究会「社会のルールについてV:社会と個人の相互性への実験的アプローチ」を開催した。当日は、青木昌彦(比較制度分析/VCASI、Stanford大学経済学部)の導入に続いて、山岸俊男(社会心理学、実験社会科学/北海道大学文学研究科)、金子守(ゲーム理論、論理学/筑波大学システム情報工学研究科)、藤井直敬(神経科学/理化学研究所脳科学総合研究センター)の発表、そしてそれらに対する瀧澤弘和(ゲーム理論/VCASI、中央大学経済学部)、平井洋一(計算機科学/東京大学大学院情報理工学系研究科コンピューター科学専攻)、加藤淳子(政治学/東京大学法学政治学研究科)の討論を中心に議論が進んだ。

参加者は、VCASIフェローの岡崎哲二(経済史)、戸矢理衣奈(歴史学、社会心理学、ブランディング)、松井彰彦(ゲーム理論、経済学)、安田洋祐(ゲーム理論、ミクロ経済学)の他、意思決定理論、経済学、ゲーム理論、国際関係論、実験社会科学、社会心理学、神経科学、政治学、生物学、複雑系、マーケティングなどを専門とする研究者、編集者、学生ら60名弱。Ustream上の動画中継を通じた視聴者数は合計751人(平均56人)に及んだ。

趣旨
社会現象を生みだす背後のからくりを抽出しようとするこれまでの試みは、少なくとも2つの典型的な分析上の戦略を持つ。一方で、自律性や志向性を備えた単位としての個人を仮定し、それらの相互作用の帰結として社会現象を描くこと。(個人から社会へのベクトル)他方で、歴史的に形成された信念、慣習、文化、規範を所与として、それらへの受動的な適合として個人のふるまいを把握すること。(社会から個人へのベクトル)そして、これら2つのベクトルは、潜在的には接続して1つの円環をなす。にもかかわらず、2つのベクトルの接続の内部構造に関して、私たちは依然として驚くほど無知である。そして、その暗箱を開こうとする最新の試みは、いくつかの理論的、(実験)技術的革新を要請しつつある。たとえば

・「個人のふるまい」や「社会現象」と私たちが呼ぶ対象の記述や計測をこれまでになく微細化、多元化する必要
・しばしば外的道具・制約としてのみ扱われてきた人工物や社会的装置を社会と個人の円環と切り離せないかたちで再導入する必要

古いが依然として新しいこれら諸問題を総称して、ここでは「社会と個人の相互性」と呼ぼう。「社会のルールについてV:社会と個人の相互性への実験的アプローチ」は、社会と個人の相互性を明示的に扱った実験的研究をいくつか取り上げ、その含意について多義性や曖昧性を許しつつ超学際的に議論する。

報告
13:00-13:30 session 0
青木昌彦(比較制度分析/VCASI、Stanford大学経済学部)
 「社会のルールに関して、何故、どのように、超学際的なアプローチが必要か?」
参考論文:"Institutions as Cognitive Media: Between Strategic Interactions and Individual Beliefs"(http://www.vcasi.org/node/620)
はじめに、以後の議論への導入として、青木昌彦(比較制度分析)が社会のルール(societal rules)の暫定的定義("Commonly-organized, salient features of the ways by which the societal games is recursively played and expected to be played.")を提案した。その上で、社会のルールについて考える際の思考の軸となりえるいくつかの問いを挙げた。事前の設計の対象か自生的秩序か、選択に対する制約か選択の帰結か、行動の規則性か認知の一範疇か。そして、一層具体的に、公的標識(public indicators)を通じた共有知識(common knowledge)の形成、人工物の社会的構築とその機能、文化の神経・言語機能への影響といった主題群を簡単に描写した。その後の発表や討論は、これらの問題提起を消化しつつ、問題意識や分析手法を更新していくための手がかりを与えるものだったと言っていい。以下では、それぞれの発表・討論におけるキーワードを列挙していく。
 
 
13:30-15:00 session 1
山岸俊男(社会心理学、実験社会科学/北海道大学文学研究科)
 「ニッチ構築としての文化」
参考論文:"Micro-Macro Dynamics of the Cultural Construction of Reality: A Niche Construction Approach to Culture "(http://www.vcasi.org/node/554)
参考書籍:『文化心理学』(増田貴文との共著、培風館(近刊))(当日配布予定)
キーワード:文化心理学vs進化心理学、説明概念と実在概念、自己成就の心理学的バージョンと社会学的バージョン、社会的真空室、文化的ゲームプレイヤー、デフォルト戦略、ペン選択・認知能力試験実験
 
討論者:瀧澤弘和(ゲーム理論/VCASI、中央大学経済学部/)
キーワード:与件としての社会規範、物理的過程としての文化形成への介入可能性
 
 
15:00-15:20 休憩
 
15:20-16:50 session 2:
 
金子守(ゲーム理論、論理学/筑波大学システム情報工学研究科)
 「帰納的ゲーム理論とその実験」
参考論文:"An Experimental Study from the Perspective of Inductive Game Theory" (竹内あい、船木由喜彦、J. Jude Klineとの共同研究)(???)
 "Transpersonal Understanding through Social Roles, and Emergence of Cooperation"(J. Jude Klineとの共同研究)(http://qurl.com/n6tlg)
参考書籍:『ゲーム理論と蒟蒻問答』(日本評論社)
キーワード:古典的・進化的ゲーム理論から帰納的ゲーム理論へ、社会的役割の交換、個人「内」協調均衡(Intrapersonal
Coordination equilibrium)、囚人のジレンマにおける協力の発生、予測の検定装置としての理論モデル
 
 
討論者:平井洋一(計算機科学/東京大学大学院情報理工学系研究科コンピューター科学専攻)
キーワード:記号列・言語・論理、知識論理(Hintikka)、(知識伝達としての)時間を導入した動的知識論理(Halpernら、Ditmarschら)、知識の証拠の文脈依存性、知識の欠如の記述
 
 
16:50-17:10 休憩
 
17:10-18:40 session 3:
藤井直敬(神経科学)
 「多次元情報への神経科学的挑戦」
参考論文:"Dynamic Social Adaptation of Motion-Related Neurons in Primate Parietal Cortex"(日原さやか、入來篤史との共同研究)(http://qurl.com/ycpcj)
"Long-term asynchronous decoding of arm motion using electrocorticographic signals in monkey"(Zenas C.
Chao、長坂泰勇との共同研究)(http://qurl.com/jmwns)
参考書籍:『つながる脳』(NTT出版)
キーワード:細胞から社会にいたる重層的ネットワーク、脳科学が直面する技術の壁、社会性の本質としての抑制、多次元生体情報記録手法2.0、猿の前頭前野の一人モード・ボスモード・弱いモード、脳と観察者のコミュニケーション、ブレイン・マシン・インターフェイス
 
 
討論者:加藤淳子(政治学/東京大学法学政治学研究科)
キーワード:キャンペーン広告と変化する嗜好、fMRI、感情温度計、科学の社会科学への収斂?、顕教(制度/組織/行動/態度/パターン)vs密教(経験則)
 
 
18:45- 懇親会

参加申し込み: 件名を「社会のルールについて参加申し込み」とし、お名前とご所属(ご専門)を

event@vcasi.org
ビデオあり: 
no
Author(s): 
藤井直敬
ISBN: 
4062880393

 

Published Date: 
Fri, 2010-02-19
Publisher: 
NTT出版
Abstract: 
「ソーシャルブレインズ」は、「社会脳」と訳される、いまもっとも注目のキーワードです。
世の中には、人の数だけ脳があります。複数の脳がやりとりをすることで、人間関係や社会はなりたっています。見方を変えれば、脳は、そのような、他者との関係や社会の中で、初めてその機能を理解できるものです。
「ソーシャルブレインズ」とは、そんな「人間関係や社会に組み込まれた状態の脳の機能」のことです。「空気を読んだり、がまんしたり、人とつきあう」脳の機能です。
これは、専門家でなくても自然に理解できる考え方です。しかし、これまでの脳科学では、ソーシャルブレインズに着目した研究を行おうとしても、技術的な「研究の壁」に阻まれていました。
この壁を破りつつあるのが、著者の藤井直敬氏です。斬新な実験方法の開発を行うと同時に、「脳も社会も、ハブを持つネットワーク構造であり、共通したアプローチで理解できるもの」という考え方から、この新しい分野を切りひらきつつあります。
本書は、そんな著者の描いた「ソーシャルブレインズ研究の俯瞰図」であり「脳科学者が何を考えながら研究しているかを率直に綴ったノート」でもあります。やわらかな感性と冴えた知性、そして、毎日出版文化賞(前著『つながる脳』NTT出版)を受賞した魅力的な文章で語る、「新しい脳科学の時代」を告げる入門書です。
Field Body: 
 
Author(s): 
Carsten Herrmann-Pillath
Date: 
Wed, 2010-02-10
Abstract: 
Neuroeconomics stays in the center of the ongoing naturalistic turn in economics. It portrays the individual as a complex system of decision making mechanisms and modules. This results into a conceptual tension with the standard economic notion of the unity of the actor that is a systemic property of economic coordination. I propose to supplement neuroeconomics with a naturalistic theory of social coordination. Recent neurobiological and psychological research strongly supports claims made by some heterodox economists that the identity of actors emerges from social interaction, especially in the context of the use of language. Therefore I argue that the completion of the neuroeconomic paradigm requires a naturalistic theory of language. I provide some sketches based on teleosemantics and memetics, and exemplify the argument by a naturalist account of money.

Author(s): 
Carsten Herrmann-Pillath
Date: 
Wed, 2010-02-10
Abstract: 
What makes institutions ‘real’? One central notion has been emerging recently in sociology, which is ‘performativity,’ a term borrowed from the philosophy of language. I propose a neurolinguistic approach to performativity that is based on John Searle’s theory of institutions, especially his concept of a ‘status function’ and his explanation of rule-following as a neurophysiological dispositions. Positing a status function is a performative act. I proceed in two steps to establish the neurolinguistic framework. Firstly, I apply the concept of ‘conceptual blending’ borrowed from cognitive science on the status function, and give empirical applications from the research on performativity in financial markets. Second, I sketch the underlying neuroscience framework following the neural theory of metaphor, which I illustrate empirically with examples from behavioral finance and neuroeconomics.

First Name(English): 
Jun
Last Name(English): 
Tani

 

Speciality: 

計算・脳認知科学

Interests: 

高次認知、脳、ロボット

Recent Thoughts: 
人間は論理を操作したり、言葉を操ったりして、認知的な思考を深めることができます。そのような思考のプロセスは、既存の情報処理の枠組みでは、記号表現とその操作によって実現可能だと考えられてきました。しかしながら、脳の中のどこを探しても、記号に相当するような神経活動は見出されていません。私自身は、あたかも記号があって操作されているように考えられてしまうところの、人間の脳のメカニズムの実態に迫れればと思っています。
Publications: 
  •  Tani J: “Autonomy of Self at criticality: The perspective from synthetic neuro-robotics” Adaptive Behavior, Vol.17, No.5, pp.421-443 (2009)
  •  Yamashita Y and Tani J: “Emergence of functional hierarchy in a multiple timescale neural network model: a humanoid robot experiment”, PLoS Computational Biology, Vol.4, Issue.11, e1000220 (2008)
  •  Tani J, Nishimoto R, Paine RW: “Achieving ‘organic compositionality’ through self-organization: Reviews on brain-inspired robotics experiments”, Neural Networks, Vol.21, pp.584-603 (2008)
Recent Works: 
 
Affiliation: 
理化学研究所 
Author(s): 
藤井直敬
ISBN: 
4757160429
Published Date: 
Tue, 2009-05-05
Publisher: 
NTT出版
Abstract: 
脳科学の行く手には、大きな壁がある。技術の壁、スケールの壁、こころの壁、社会の壁である。たちはだかる大きな壁に対して、脳科学者はどのように問題を解決しようとしているのか。自由意志や社会的適応、ココロの理論、あるいは脳科学の実験環境や、話題のブレイン‐マシン・インターフェイスなども押さえながら、「脳と社会」の関係性から脳の解明を目指す。

★第63回 毎日出版文化賞 自然科学部門 受賞★

★池谷裕二氏、茂木健一郎氏も絶賛★

閉塞の危機に瀕する脳科学。そこに立ち向かう熱い良心。未来の脳研究界を着実に見渡したい人には必読の本だろう。(池谷裕二)

ここには脳科学に関する「本当のこと」がある。斯界の若きスターから繰り出される直球勝負。
真理探究への燃え上がる情熱。とてつもない本が誕生した。(茂木健一郎)

第20回VCASIセミナー「社会科学の哲学から見た神経経済学---協力行動と嗜癖」

日時: 
2009年12月14日(月)17:00-18:30
場所: 
日本財団ビル3階A会議室
発表者: 
吉田敬(東京大学)
概要: 
本発表では,まず社会科学の哲学とはどのような分野で何を問題としているのか,概説する.その後で,近年話題となっている神経経済学の中から,協力行動と嗜癖という二つの問題を取り上げる.前者の協力行動については,エルンスト・フェールらの研究を,後者の嗜癖に関しては,ドン・ロスらのギャンブル依存症に関する研究を検討してみたい.最後に,こうした二つの研究は,ひとまとめに神経経済学と呼ばれているものの,それぞれ異なるアプローチに基づいていることを確認し,その違いが引き起こすと思われる問題を考察する.

このたび東京財団仮想制度研究所VCASI(http: //www.vcasi.org/)では、東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP)の吉田敬先生をお招きし,以下の要領で第20回VCASIセミナーを開催することとなりました.

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日時:2009年12月14日(月)17:00-18:30

ビデオあり: 
報告ページにビデオあり

第19回VCASIセミナー「Outline of a Darwinian Theory of Money」

日時: 
2009年12月11日(金)17:00-18:30
場所: 
日本財団ビル3階 A会議室
発表者: 
Carsten Herrmann-Pillath(Frankfurt School of Finance and Management教授)
概要: 
Building on Lea and Webley’s drug theory of money, the paper connects
different theoretical resources to develop a Darwinian theory of money.
The central empirical observation is the neuroeconomic result of the independent role of money as a reinforcer, which matches with a series of other insights into strong emotional impact of money use. Lea and Webley proposed that money piggybacks on a generalized instinct for social exchange. I put this into the more universal framework of the Darwinian concept of signal selection and Aunger’s theory of euromemes. This can be related to Searle’s theory of institutions, especially with regard to his notion of neurophysiological dispositions as a basis for rule-following. Thus, neuroeconomics and institutional theory can be put into one coherent framework of Generalized Darwinism, taking money and its emergence as a case study.

このたび東京財団仮想制度研究所VCASI(http://www.vcasi.org/)では,Witten / Herdecke University,Frankfurt School of Finance and Management教授のCarsten Herrmann-Pillath氏をお招きし,下記の要領で第19回

ビデオあり: 
報告ページにビデオあり
First Name(English): 
Naotaka
Last Name(English): 
Fujii
Speciality: 

神経科学

Interests: 

社会脳、ブレインマシンインターフェイス、仮想空間コミュニケーション

Recent Thoughts: 

ヒトの知性は複雑な社会を生き抜く為に、生後の発達過程で獲得される。このヒトの社会適応的振る舞いの脳内メカニズムを理解することは、コミュニケーションの脳内メカニズムを知る事と同義である。その仕組みの解明には、脳と外部の人工システムが双方向的に繋がり、両者の間に相互作用が発生する事が必要である。BMIはその為の基盤技術であり、社会環境を含めた脳機能解明の為にはこれを応用し、新しい形の脳科学を構築する必要があるだろう。

Publications: 
  • Fujii N and Graybiel AM (2003) Representation of Action Boundaries by Macaque Prefrontal Cortical Neurons. Science Aug 29;301(5637):1246-9
  • Fujii N, Hihara S and Iriki A (2007) Dynamic Social Adaptation of Motion Related Neurons in Primate Parietal Cortex. PLoS ONE Apr 25;2:e397
  • Fujii N, Hihara S, Nagasaka Y and Iriki A (2008) Social state representation in prefrontal cortex Social Neurosci. May 23:1-12.
Recent Works: 
「つながる脳」 NTT出版 2009/5
Affiliation: 
理化学研究所 脳科学総合研究センター 適応知性研究チーム

第12回VCASIセミナー「ニューロイメージングで政治行動の何が分かるか?」

日時: 
2009年05月28日(木) 18時から
場所: 
日本財団ビル3階A会議室
発表者: 
井手弘子氏(東京大学大学院法学政治学研究科博士課程)
加藤淳子教授(東京大学大学院法学政治学研究科)
コーディネーター: 
小野田拓也(VCASI研究助手)
概要: 

社会における「脳と心」への関心の高まりは、脳神経科学技術が、人間の高次知的活動―社会的行動や価値判断を伴う決定―を探求の対象とできるようになった ことと表裏一体である。研究の端緒についたばかりの神経政治学(ニューロ・ポリティクス)であるが、報告者等が選挙キャンペーンCMに関して行った機能的 磁気共鳴画像法(fMRI)を用いた実験では、政治的選好の変化と前頭葉の異なる部位における脳活動との間に正と負の逆方向の相関関係を見い出す等の結果 を得ている。本報告では、ニューロ・ポリティクスの先行研究と報告者等の実験研究結果を紹介し、これらの研究が政治学や社会科学一般にもたらす含意や今後 の展開の可能性を議論したい。


 
経済学にも求められる
統合的な人間像の提示:
合理的なヒト、それを超える人間
『心は遺伝子の論理で決まるのか - 二重過程のモデルでみるヒトの合理性』
キース・スタノヴィッチ著、椋田直子訳、鈴木宏昭解説/みすず書房、2008年
(The Robot's Rebellion, Keith E. Stanovich, 2005)

評者:瀧澤弘和(VCASIフェロー、多摩大学教授)

概要

20世紀から21世紀にかけて、ヒトの心のあり方に関して進化論的アプローチが適用されるようになり、われわれの人間観が大きく変容しつつある。そこで新たに浮かび上がってきた人間観は、かつての社会科学が当然視してきたような自律的・意識的な意思決定を行うヒトではなく、進化の法則にしたがって形成されてきた心を持つ人間である。進化論的決定論が勢いを増している時代に、人間存在はどのようにその意味を復権させることができるのか。本書は、その壮大なテーマに認知心理学者が取り組んだ成果である。

本書の核心は、個別にはよく知られた上記の利益相反の構図の上に、最近の認知科学によって明らかにされつつあるヒトの合理性のさまざまな類型に関する議論を重ね合わせてヒトの合理性の固有の意味を探ろうとしている点にある。

第2回VCASIセミナー『空気を読む脳のしくみ 』

日時: 
2008年8月11日(月)17時から
場所: 
日本財団ビル2階 第1会議室
発表者: 
藤井直敬氏(適応知性および社会的脳機能解明 /独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センター適応知性研究チーム、 BTCC双方向BMI研究ユニット)
コーディネーター: 
鈴木健氏(国際大学グローコム;VCASIフェロー)
概要: 
適応知性研究チームでは、霊長類の社会的脳機能解明、Brain Machine Interface、現実的仮想社会空間の開発の大きく分けて3つの研究テーマで研究を行っているが、このうち霊長類の社会的脳機能解明について報告する。

日時:   8月11日(月)17時から
場所:   日本財団ビル2階第1会議室