Language: 日本語 English

認知科学

Author(s): 
Carsten Herrmann-Pillath and Ivan Boldyrev(岡本裕一朗・瀧澤弘和訳)
ISBN: 
475712340X
 
Published Date: 
Fri, 2017-06-16
Publisher: 
NTT出版
Abstract: 
 
Field Body: 
 

井上明人氏「コンピュータ・ゲームにおける「説明」」(第3回VCASIブレインストーミングセッション)

日時: 
2010年4月22日(木)17:00-18:30
場所: 
日本財団ビル3階A会議室
発表者: 
井上明人氏(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター/ルドロジー、情報社会学、コンピュータ・ゲーム産業論/http://www.critiqueofgames.net/)
概要: 
コンピュータ・ゲームは、人の適応のメカニズム自体と、深く関わる形で発展してきた。本発表では、まず第一にエンタテインメントのために発展したコンピュータ・ゲームが,いかに画期的な表現メディアたりえたのか,ということを示す。コンピュータ・ゲームは、Wiiに代表されるような、身体的/認知的な快楽を引き起こす装置としての側面に注目が集まりがちだが、実際には特殊なインターフェイスを通じた身体的な快楽装置としてのコンピュータ・ゲームのあり方はコンピュータ・ゲームの可能性のほんの一部分でしかない。その上で、コンピュータ・ゲームがなぜ特異なメディアとなりえているのかを、特にコンピュータ・ゲームにおける「説明」という要素に着目して、議論を展開する。簡単に言えば、「洗練されたコンピュータ・ゲーム」とされるものは、そのほとんどがコンピュタ・ゲームの内部の環境へと高速に適応できるような仕掛けをそなえている。よくできたコンピュータ・ゲームとは、人工環境への適応をブーストさせる装置として優れた仕組みを鍛え上げきた。その仕組みとは具体的にはどのようなものなのか、を示す。
以上のような問題から、質疑応答を通して、依存、適応、学習、ナラティヴ、一回性、人の解釈システムといった概念についてまで議論を広げていければと思う。
 
ビデオあり: 
no

下條信輔氏他「行為の能動性の揺らぎとその社会制度設計への含意」

日時: 
2010年7月15日(木)13:00-
場所: 
日本財団ビル3階A会議室
発表者: 
下條信輔氏(認知心理学/http://neuro.caltech.edu/page/)
大屋雄裕氏(法哲学/http://www.vcasi.org/fellow/%E5%A4%A7%E5%B1%8B%E3%80%80%E9%9B%84%E8%A3%95)
清成透子氏(社会心理学/http://raweb.jm.aoyama.ac.jp/aguhp/KgApp?kojinId=giga)
鈴木健氏(情報社会学/http://www.vcasi.org/fellow/%E9%88%B4%E6%9C%A8-%E5%81%A5)
瀧澤弘和氏(経済学/http://www.vcasi.org/fellow/%E7%80%A7%E6%BE%A4-%E5%BC%98%E5%92%8C)
水野誠氏(消費者行動/http://www.kisc.meiji.ac.jp/~makoto/j-home.htm)
概要: 
 
 
ビデオあり: 
no
Author(s): 
Masahiko Aoki
Date: 
Tue, 2010-03-09
2009年12月15日(火)VCASIでは、理化学研究所脳科学総合研究センター動的認知研究チーム、チームリーダーの谷淳先生をお呼びし、第21回VCASIセミナー「脳・認知ロボットの実験から考える内在的な自己について」 を開催した。当日は、青木昌彦氏(スタンフォード大学)、瀧澤弘和氏(中央大学経済学部)などのフェローをはじめとして20人程度が参加し、予定を超える3時間以上の活発な討議が行われた。
First Name(English): 
Jun
Last Name(English): 
Tani

 

Speciality: 

計算・脳認知科学

Interests: 

高次認知、脳、ロボット

Recent Thoughts: 
人間は論理を操作したり、言葉を操ったりして、認知的な思考を深めることができます。そのような思考のプロセスは、既存の情報処理の枠組みでは、記号表現とその操作によって実現可能だと考えられてきました。しかしながら、脳の中のどこを探しても、記号に相当するような神経活動は見出されていません。私自身は、あたかも記号があって操作されているように考えられてしまうところの、人間の脳のメカニズムの実態に迫れればと思っています。
Publications: 
  •  Tani J: “Autonomy of Self at criticality: The perspective from synthetic neuro-robotics” Adaptive Behavior, Vol.17, No.5, pp.421-443 (2009)
  •  Yamashita Y and Tani J: “Emergence of functional hierarchy in a multiple timescale neural network model: a humanoid robot experiment”, PLoS Computational Biology, Vol.4, Issue.11, e1000220 (2008)
  •  Tani J, Nishimoto R, Paine RW: “Achieving ‘organic compositionality’ through self-organization: Reviews on brain-inspired robotics experiments”, Neural Networks, Vol.21, pp.584-603 (2008)
Recent Works: 
 
Affiliation: 
理化学研究所 

第21回VCASIセミナー「脳・認知ロボットの実験から考える内在的な自己について」 (谷淳先生)

日時: 
2009年12月15日(火)17:30-
場所: 
日本財団ビル3階A会議室
発表者: 
谷淳先生(理化学研究所脳科学総合研究センター動的認知研究チーム/認知発達 ロボティクス)
概要: 
本セミナーでは現象学的な自己のありようについて自律エージェントの観点から議論する。特に演者の一連の脳・認知ロボットの実験研究から、自己についての三つの在り様、最小自己、社会的自己、自己参照的自己について言及していく。これらの自己についての統合的な考察から、真の自己は自らの過去の回帰・反省と将来への予測の相互作用のもとに自己組織化される臨界的な状況においてのみ存在すること、そして真の自律性はそのような自己の発現が不可欠であることを示していく。

参考文献:
J. Tani: "Autonomy of self at criticality: The perspective from synthetic neuro-robotics"
Adaptive Behavior, Vol.17, No.5, pp.421-443, 2009.
ビデオあり: 
no

第19回VCASIセミナー「Outline of a Darwinian Theory of Money」

日時: 
2009年12月11日(金)17:00-18:30
場所: 
日本財団ビル3階 A会議室
発表者: 
Carsten Herrmann-Pillath(Frankfurt School of Finance and Management教授)
概要: 
Building on Lea and Webley’s drug theory of money, the paper connects
different theoretical resources to develop a Darwinian theory of money.
The central empirical observation is the neuroeconomic result of the independent role of money as a reinforcer, which matches with a series of other insights into strong emotional impact of money use. Lea and Webley proposed that money piggybacks on a generalized instinct for social exchange. I put this into the more universal framework of the Darwinian concept of signal selection and Aunger’s theory of euromemes. This can be related to Searle’s theory of institutions, especially with regard to his notion of neurophysiological dispositions as a basis for rule-following. Thus, neuroeconomics and institutional theory can be put into one coherent framework of Generalized Darwinism, taking money and its emergence as a case study.

このたび東京財団仮想制度研究所VCASI(http://www.vcasi.org/)では,Witten / Herdecke University,Frankfurt School of Finance and Management教授のCarsten Herrmann-Pillath氏をお招きし,下記の要領で第19回

ビデオあり: 
報告ページにビデオあり

VCASIは今般、企業を含む広義の社団組織としてのコーポレーションという概念の捉え直しを、理論・実証・政策の諸領域にわたって検討する研究プロジェクト「コーポレーション」を立ち上げた。本公開フォーラムはそのキックオフといえるもので、プロジェクトメンバーを中心に今後の課題について広く採り上げ、また議論することを目的としている。フォーラムは、

(1)認知科学の成果を取り入れたコーポレーション概念の理論的検討、

(2)日本・西欧・イスラーム・中国における社団組織の比較分析、

(3) (1)(2)を踏まえたコーポレート・ガバナンスや雇用問題の検討

をそれぞれ主題とする3部より構成され、パネルには総勢15名の研究者・実務家が立った。

第4回VCASI公開フォーラム『コーポレーション』

日時: 
2009年3月28日(土) 10時から17時半
場所: 
日本財団ビル2F 大会議室
発表者: 
青木昌彦(VCASI主宰、スタンフォード大学名誉教授)
源河達史(新潟大学超域研究機構准教授;VCASIフェロー))
池上英子(New School for Social Research教授;VCASIフェロー)
池尾和人(慶應義塾大学経済学部教授;VCASIフェロー)
季衛東(上海交通大学法学院院長、神戸大学法学部教授;VCASIフェロー)
久米郁男(早稲田大学政治経済学部教授;VCASIフェロー)
宮島英昭(早稲田大学商学学術院教授;VCASIフェロー)
守島基博(一橋大学大学院商学研究科教授;VCASIフェロー)
中林真幸(東京大学社会科学研究所准教授;VCASIフェロー)
新原浩朗(経済産業省経済産業政策局産業組織課 課長)
酒井啓子(東京外国語大学大学院教授;VCASIフェロー)
瀧澤弘和(多摩大学グローバルスタディーズ学部准教授;VCASIフェロー)
谷口和弘(慶応義塾大学商学部准教授;VCASIフェロー)
鶴光太郎(RIETI上席研究員;VCASIフェロー)
植田一博(東京大学大学院総合文化研究科准教授;VCASIフェロー)
概要: 

グローバル化した世界において、企業の組織構造とコーポレート・ガバナンスはいかなるものになるのだろうか。

世界的な金融危機に直面する今日、株主志向のコーポレート・ガバナンスへの単純な収斂論には疑問が付され、この問いは一層切実なものとなっている。変化の先を見据えるためには、企業と企業を機能させる政治・社会制度との連関を見つつ、それらの果たす役割に着目することが必要である。他方、認知科学や脳科学における社会的認知に関する知見の蓄積や実験経済学の成果などから、経済学がこれまで依拠してきた、合理的個人を基礎として組織を捉えるモデルの限界が明らかになり、個人と組織の関係を分析する新たなアプローチが模索されている。企業を含む広義の社団組織としてのコーポレーションという概念の捉え直しが、理論・実証・政策の諸領域にわたって求められているといえるだろう。

今般、VCASIでは上述した問いにアプローチするべく、「コーポレーション」をテーマに研究プロジェクトを立ち上げた。本公開フォーラムはそのキックオフともいえるもので、プロジェクトメンバーを中心に今後の課題について広く採り上げ、また議論することを目的としている。

まず第1部では、集団的認知とコーポレート・ガバナンスの形態との結びつきを理論的に考察し、コーポレーションの多様化を分析する視座を提示する。続く第2部では、コーポレーションの自己統治を機能させる文化や社会規範が、それぞれの政治・社会において形成されてきた過程を、日本・中国・西欧・イスラームを事例に、比較・歴史的な視点から議論する。そして第3部では、こうした議論をふまえ、今日の経済危機や雇用問題をみるとき、いかなる政策的含意が引き出せるか議論する。

パネルには社会科学諸分野や認知科学などの研究者・実務家が立ち、ディシプリンを越えた討議を行う。
関心をお持ちの多くの方に、参加をお願いしたい。 (プロジェクトリーダー:青木昌彦)

プログラム:

(1) 第1部 コーポレーションの本質を再考する---認知システムとしての側面から
10:00-12:00
報告:青木昌彦(VCASI主宰、スタンフォード大学名誉教授)
ビデオあり: 
報告ページにビデオあり
Author(s): 
植田一博、岡田猛
ISBN: 
4320094360
Published Date: 
Sat, 2005-01-01
Publisher: 
共立出版
Abstract: 
コラボレーションという社会的な知性とはいかなる性質のものなのか、社会的知性の起源とは何で、どのような基盤の上に成り立ち、個人の知性といかなる関係にあるのかを解説。96年『認知科学』3号の特集をまとめる。
Field Body: 

First Name(English): 
Kazuhiro
Last Name(English): 
Ueda
Speciality: 

認知科学,知能情報学

Interests: 

個人の創造性と社会ネットワークがイノベーションに与える影響,日本の伝統芸能において身体がもつ認知科学的な意味,スキルの熟達化を支える認知的な基盤,アニマシ―知覚

Recent Thoughts: 

日本の最近の商品開発では,携帯メールや携帯カメラに代表されるように,供給側が想定していなかったような商品の使い方をすることで,需要側が新商品のアイディアを出していると考えられる例が存在する.このような現象の背景にある,需要側の創造性(認知メカニズム)とそれを製品開発にまで結び付けることを可能にしている社会的なネットワークの構造を明らかにしたいと考えている.また,このような製品開発の形態が日本に固有なのかどうかも明らかにしたいと考えている.

Publications: 
  • 植田 一博・岡田 猛 (2000).『協同の知を探る:創造的コラボレーションの認知科学』.共立出版.
  • Izumi,K. & Ueda,K. (2001).Phase Transition in a Foreign Exchange Market: Analysis Based on an Artificial Market Approach. IEEE Transaction on Evolutionary Computation, vol.5, no. 5, pp456-470.
  • Ueda,K. & Komatsu,K. (2007). Mutual Adaptation: A New Criterion for Designing and Evaluating Human-Computer Interaction. In T.Nishida (ed) Conversational Informatics: An Engineering Approach (Wiley), pp381-402.
  • 鷲田 祐一・植田 一博 (2008).イノベーション・アイデアを発生させる需要側ネットワーク伝播構造の研究.『情報処理学会論文誌』,vol.49(4),pp1515-1526.
  • Okada, T., Yokochi, S., Ishibashi, K. & Ueda, K. (2009). Analogical modification in the creation of contemporary art. Cognitive Systems Research, vol.10(3), pp189-203.
  • Doi, H., Ueda, K. & Shinohara, K. (2009). Neural correlates of the stare-in-the-crowd effect. Neuropsychologia, vol.47(4), pp1053-1060.
  • Doi, H., Ueda, K. & Shinohara, K. (2009). Relational Property between Head and Eye regions is the Primary Determinant of the Efficiency in Search for a Deviant Gaze. The Quarterly Journal of Experimental Psychology, vol.62(9), pp1723-1737.
Recent Works: 
  • Fukuda, H. & Ueda, K. (in press). Interaction with a Moving Object Affects One’s Perception of Its Animacy. International Journal of Social Robotics.
Affiliation: 
東京大学大学院総合文化研究科
First Name(English): 
Ken
Last Name(English): 
Suzuki

 

Speciality: 

情報社会学

Interests: 

ソーシャルウェア,電子貨幣論,コンピュータを用いた制度設計

Recent Thoughts: 

コンピュータの登場によって社会システムがどのように変化するのか、貨幣システム、法システム、安全保障システムを中心に考えている。また、身体性の変容を 建築と認知科学の視点から探求していきたいと考えている。

Publications: 
  • 鈴木健『なめらかな社会とその敵―PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』(勁草書房、2013年)
  • 鈴木健、井上智洋「第三章 制度進化としての伝播投資貨幣」(西部忠、橋本敬、安富歩他「進化経済学のフロンティア」所収、日本評論社、2004年)
  • 鈴木健「第四章 ネットコミュニティ通貨の玉手箱」(柄谷行人、浅田彰、村上龍、坂本龍一他「NAM生成」所収、太田出版、2001年)
  • Ken Suzuki "How Does Propagational Investment Currency SYstem Change the World ?" Proceedings of IEEE 2004 Symposium on Applications and the Internet-, pp9-15, 2004
Recent Works: 

 

Affiliation: 
東京大学大学院総合文化研究科、東京財団