Language: 日本語 English

第15回VCASIセミナー「Ambiguity and Risk in Global Games---Theory, Applications, and Experiments」(宇井貴志先生)

追記:セミナーをきっかけに宇井貴志氏と川越敏司氏が共著論文 "Global Games and Ambiguous Information: An Experimental Study"を執筆されました。

2009年9月2日の午後1時から午後3時の間,横浜国立大学経済学部教授・VCASIフェローの宇井貴志氏をお招きし,「Ambiguity and Risk in GlobalGames---Theory, Applications, and Experiments」と題して,第15回VCASIセミナーを開催した.


前半では宇井氏に,「非期待効用理論に基づくゲーム理論」に関する自らの最先端の研究の内容について非常にわかりやすく解説していただいた.エルスバーグのパラドックスを説明するための理論の1つとして開発されたmaxmin期待効用理論はギルボアやシュマイドラーらによって単一の意思決定者のケースを念頭において開発され,ナイト的不確実性を表現する有力なモデルと見なされてきたが,複数のプレーヤーがインタラクトするゲーム的状況には応用されてこなかった.
宇井氏の研究は,maxmin期待効用をゲーム的状況に応用したときにどのような含意が得られるかを分析するものである.また,そこでの分析をグローバル・ゲームに応用することで,銀行取付と通貨危機のもっともらしい説明が得られることが示された.


後半では,宇井氏の発表に対して,川越敏司氏(公立はこだて未来大学,VCASIフェロー)が,この分析結果をどのようにすれば経済実験に落とすことができるかに関してコメントをし,参加者全体を含めた討論が行われた.

 

注意:コメントは管理者の承認後表示されます。

Post new comment

The content of this field is kept private and will not be shown publicly.