Author(s)
大屋雄裕
Published Date
Tue, 2007-05-01
Publisher
ナカニシヤ出版
Abstract
「男女共同参画社会基本法」において、男女共同参画社会を形成するために不可欠な政策として位置づけられた「積極的改善措置」=ポジティブ・アクション(アファーマティブ・アクション)。いまや世界の約半数の国で何らかのポジティブ・アクション政策が採用される中、わが国においてはその定義や具体的な適用をめぐって広範な合意が成立しているとはいまだいえない。本書では、デモクラシー論、リベラリズム、平等理論の観点からその定義を理論的に考察し、さらには政治・行政・経済・教育・社会保障など具体的側面におけるそのあり方を展望する。新たな制度デザインのために多角的な論点を提供する初の本格的論文集。
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