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Mission, 2008.

Mission

VCASI(ヴィカシ)とは、Virtual Center for Advanced Studies in Institution[制度にかかわる仮想高等研究所=仮想制度研究所]の呼称です。ここでは、社会科学・人文科学・自然科学の各分野における最先端の研究者たちが、最新のインターネット技術を駆使して、地理的・時間的制約にとらわれない仮想空間をベースに、学際的で高度な知的交流を深めることで制度研究の新境地を拓こうという試みが行われています。なお、この試みは東京財団の研究プロジェクトとして、青木昌彦スタンフォード大学名誉教授が主宰します。

目的

学術の発展と有効な政策分析の双方にとってその重要性が増している「制度研究」に、これまでの社会科学の縦割りの分野分けにとらわれない超学際的なアプローチを試み、制度研究における先端的な成果を目指します(「主宰あいさつ」より)。

対象
社会を秩序立てている制度(社会のゲームのルール)を研究します。
  • 基本的な役割/特徴と変化
  • 文化・社会規範・国家・市場・組織などの制度の具体相とそれらの相互関連性
  • 制度との関わりで見た政策や公論の有効性 など
メンバー

経済学、政治学、社会学、法学、歴史学、認知科学、言語学などの社会科学や人文科学の諸分野で最先端の制度研究を行っている研究者たちがVCASIフェローを構成しています(フェローリストはこちら)。

活動
主な活動は次の通りです。
  • セミナー・研究会
    主たる研究活動は、現状、VCASIフェローに限定されているバーチャルな研究空間(サンプルページはこちら)で開催される研究会やセミナーにおけるディスカッションなどを通じて行われます。なお、フェロー以外の参加者にも公開される研究会やセミナーはリアルの場でも行われ、ウェブ上でも適宜、その模様が配信されます。
  • VCASI公開フォーラム
  • リアルな場において、年3~4回の公開シンポジウムを開催して(「VCASI公開フォーラム」)います。ここでは、VCASIフェローと外部の制度研究者や政策担当者などの専門家とのインタラクションを図り、制度研究における最先端の学問的業績と現実の政策が抱える課題や問題との関連性などについて議論・検討しています。
  • ディスカッションペーパー
    VCASIにおける研究成果は、フェローがディスパッションペーパーを作成し、ウェブ上で公開します。また、内容によっては出版物として刊行することも検討しています。
  • 制度研究ポータル
    関連論文・書籍リスト、用語集など制度研究のために必要なリソースをサイト上に集積し、研究者や学生の研究活動を支援します。
  • 人材育成
    制度研究をキーワードに、若手研究者の発掘・育成も図りたいと考えています。
より詳しい活動については、こちらのPDFをご覧ください。
テーマ
  1. 基礎理論領域
    基礎理論領域では、様々な制度的現象が共通して持つ特徴・役割変化などの本質的理解を追求していきます。ゲーム理論を主要なツールとしながら、認知科学、 言語学、哲学など他の分野とのコラボレーションを図りつつ議論を深めていきます。このレベルの議論は特に超学際的な議論が必要となるので、逐次的に「制度 をどう概念化するか」などといったレベルから議論を掘り起こしていきます。
  2. 実体論領域
    実体論領域では、社会、政治、経済など、人間社会における相互関係のさまざまなドメインにあらわれる文化、社会規範、慣習、国家、市場、組織などの制度の 実体相を研究します。そして、様々な国や地域でそれらが現れる多様性や、異なるドメインの制度同士がどう関連しあっているのかについて、具体的知見を取り 入れつつ従来の学問分野を超えて議論していきます。
  3. 政策分析
    以上の基礎理論、応用理論によって開発された概念枠組みや知見を用いながら、個別具体的な諸問題につきどのような政策的含意が得られるかを議論します。

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