Language: 日本語 English

井上明人氏「コンピュータ・ゲームにおける「説明」」(第3回VCASIブレインストーミングセッション)

日時: 
2010年4月22日(木)17:00-18:30
場所: 
日本財団ビル3階A会議室
発表者: 
井上明人氏(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター/ルドロジー、情報社会学、コンピュータ・ゲーム産業論/http://www.critiqueofgames.net/)
概要: 
コンピュータ・ゲームは、人の適応のメカニズム自体と、深く関わる形で発展してきた。本発表では、まず第一にエンタテインメントのために発展したコンピュータ・ゲームが,いかに画期的な表現メディアたりえたのか,ということを示す。コンピュータ・ゲームは、Wiiに代表されるような、身体的/認知的な快楽を引き起こす装置としての側面に注目が集まりがちだが、実際には特殊なインターフェイスを通じた身体的な快楽装置としてのコンピュータ・ゲームのあり方はコンピュータ・ゲームの可能性のほんの一部分でしかない。その上で、コンピュータ・ゲームがなぜ特異なメディアとなりえているのかを、特にコンピュータ・ゲームにおける「説明」という要素に着目して、議論を展開する。簡単に言えば、「洗練されたコンピュータ・ゲーム」とされるものは、そのほとんどがコンピュタ・ゲームの内部の環境へと高速に適応できるような仕掛けをそなえている。よくできたコンピュータ・ゲームとは、人工環境への適応をブーストさせる装置として優れた仕組みを鍛え上げきた。その仕組みとは具体的にはどのようなものなのか、を示す。
以上のような問題から、質疑応答を通して、依存、適応、学習、ナラティヴ、一回性、人の解釈システムといった概念についてまで議論を広げていければと思う。
ビデオあり: 
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